生徒集会
- 公開日
- 2023/03/08
- 更新日
- 2023/03/08
お知らせ・緊急連絡
令和4年度、3学年そろっての最後の生徒集会となりました。体育館は、卒業式の準備で椅子が並んでいることから使用できず、放送での集会となりました。
(以下、校長講話より、抜粋)
「学校に居場所がない子に言ってあげられることはありますか?」という質問に対して、ロックバンドのボーカルである甲本ヒロトさんが次のように答えています。
『居場所あるよ。席あるじゃん。そこに黙って座ってりゃいいんだよ。友達なんていなくて当たり前なんだから。友達じゃねぇよ、クラスメイトなんて。たまたま同じ年に生まれた近所の奴が同じ部屋に集められただけじゃん。』
『趣味も違うのに友達になれるわけないじゃん。山手線に乗ってて、「はい、この車両全員仲よく友達ね」って言われても、「いや、偶然今一緒に乗ってるだけなんですけど」って。友達じゃねぇよ。』
『ただ、友達じゃないけどさ、喧嘩せず自分が降りる駅まで平和に乗ってられなきゃダメじゃない?その訓練じゃないか、学校は。友達でもない仲良しでもない、好きでもない連中とけんかしないで平穏にクラス練習をするのが学校じゃないか。だからいいよ。友達なんかいなくても。』
いかがですか?私は「友達なんかいなくても学校に居場所はあるよ」と伝えてくれているのだと思います。「学校は友達と仲良くすることだけではない」ということを教えてくれているのだと思います。大人の準備段階にある皆さんにとっては、学校は社会です。学校に居場所がないということは、社会に居場所がないということと同じです。
私自身子どものころを振り返ってみると、友達をつくるのが得意な方ではなかったので、小、中、高と今でもつながっている友達はほとんどいません。それよりも、目の前にいる四中の先生たちや家族、趣味で出会った仲間と過ごす時間の方が大半です。
皆さんは今学校で、社会の中で生きるすべを学んでいるということです。
さあ、皆さんが今乗車している列車は3月で下車します。新年度どんな列車に乗ることになるか。
「友達なんかいなくても居場所はある。」
何かの縁でたまたま一緒になったのがクラスメイトです。
降りる駅まで平和に乗って、「平穏に暮らす練習をそれぞれに挑戦していってほしいと思います。