学校ブログ

2学期終業式(12月24日)

公開日
2025/12/24
更新日
2025/12/24

学校の様子

(校長式辞一部抜粋)

 さて、2学期の締めくくりにあたり、私から二つ、話をします。

 一つ目は、本校の学校教育目標についてです。私はこれまで、このように皆さんに話をするときには、必ず「じりつ・共生・チャレンジ」という言葉を伝えてきました。多くの人がこの目標を覚え、日々の生活の中で、意識して行動していると感じています。そして私は、皆さんと共に、この杉中学校を「誰もが誇れる学校」にしたいと、語ってきました。

 今日は、杉中生の「じりつ・共生・チャレンジ」する姿を、私自身が肌で感じ、非常に誇らしく思った出来事を報告します。

 先週、生徒会執行部の皆さんが校区の3つの小学校を訪問しました。来年4月に入学してくる6年生に杉中学校の生活を紹介するためです。1年生の皆さんは、ちょうど1年前に、先輩たちから説明を受けたことを覚えているでしょう。この取組は、新入生の不安を少しでも減らし、「中学校が楽しみだ!」と期待を持って入学してほしい、という願いから続けているものです。

 私は2つの小学校に同行しましたが、そこで目にした生徒会執行部の姿は、まさに私たちが目指す「じりつ・共生・チャレンジ」を体現したものでした。

 例えば、大勢の小学生を前に、物おじすることなく自分の役割を堂々と果たす姿。先輩として、緊張している小学生を和ませ、温かく、安心できる空間をつくる姿。予想外の質問に対しても、仲間と協力しながら、分かりやすく伝えようと工夫する姿。

 これらの姿は、まさに「誇れる杉中生」として、胸を張って発信できる、素晴らしいものでした。小学校の先生方も、卒業生の成長した姿を、大変喜んでおられました。

 この姿を見て、私は確信しました。皆さんは着実に、この3つの力を身につけています。と同時に、学校で身につけた力を、学校の外という「実社会」で試したり実践したりする場面を、もっと増やしていきたいという私自身の新たなチャレンジも見つかりました。この3つの力は、これからの社会で必ず必要になります。自信を持って、さらにその力を伸ばしていってください。

 二つ目の話は、安全に関することです。これは1学期の終業式でも伝えましたが、冬休みを前に、改めて強調します。

 まず、交通事故の防止です。交通ルールやマナーを、必ず守ってください。「これくらいなら大丈夫」という自分勝手な思い込みは禁物です。また、万が一の災害に備え、避難場所を家族と確認し、いざという時は何よりも自分の身を守る行動をとってください。

 さらに、悩み事や心配事を、決して一人で抱え込まないでください。家族、友達、先生、あるいは相談機関でも構いません。必ず誰かに相談してください。

 おわりに、冬休み明けには、皆さんが元気な姿で登校し、笑顔で新年のあいさつを交わせることを願っています。

 今日、校長がどんな話をしていたか、ぜひお家の方とも、話題にしてみてください。