【6月23日 沖縄慰霊の日の児童集会】
- 公開日
- 2021/06/23
- 更新日
- 2021/06/23
校長のおはなし
今日の児童集会では沖縄慰霊の日をテーマにスピーチを行いました。今日の報道によると、アンケート調査では75%が慰霊の日を知らない、と回答したそうです。ご家庭でも話題にしていただけませんか。
少し長くなりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
**************************
皆さん、おはようございます。
さて、今日は何の日か、皆さん知っていますか?
沖縄では、今日は「慰霊の日」で、学校はお休みです。
それを聞くと「休みかあ、いいなあ」と思う人もいるかもしれませんね。
沖縄では、76年前の戦争が終わった日を「慰霊の日」としています。
慰霊とは、戦争で亡くなった人のことを思い、心を寄せる、と言うことです。
戦争があった76年前、皆さんのおじいさん、おばあさんは、まだ生まれていないかもしれません。
この戦争はとてもひどいものでした。
沖縄の戦争で、数ヶ月のうちに亡くなった人は20万人を超え、沖縄の人の4人に1人が命を落としました。
皆さんが仮に4人家族ならば、家族のうち1人が亡くなり、もう二度と会えなくなるということです。
沖縄の戦争では、子どもたちもたくさん戦争に駆り出され、たくさん亡くなりました。
だから沖繩では、今日は平和を願う、特別な日になっています。
最後に、沖繩の悲しみは76年前で終わってはいません。今戦争はありませんが、実は、今も悲しみ、苦しんでいる人がたくさんいます。
今日は、日本中が沖繩に思いを寄せる日にしたいですね。
今日の給食には、沖縄料理が出ます。給食のとき、校長先生の話を思い出してくださいね。
校長先生のお話は終わりです。