今日の授業のようす(3年生)
- 公開日
- 2025/04/22
- 更新日
- 2025/04/22
学校の様子
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今日の3時間目に3年生の教室の様子を見にいきました。
理科の授業をしていました。3年生の理科は専科の先生が教えています。
学級担任以外の先生と学習する機会を中学年から持つことで、専科指導の多い高学年、さらには教科担任制の中学校へ行ったときに違和感なく取り組めるようになってほしいと思います。また、専科の先生と学習するメリットとしては「専門性の高さ」があげられます。専科の先生は特定の教科の指導に専念することで、多岐にわたる教科を指導する学級担任より、1本の授業にかける時間がより多く取れます。特に理科や音楽などは他の教科に比べ授業の準備(実験の用意、安全確認のための予備実験や楽器の準備など)に多くの時間が必要なため、専科指導にするメリットが高いです。
今日は前時に子どもたちが校内で撮影した「いきもの」の写真を使って、身近にある春の生き物を発表するというものでした。iPadで撮影した写真をGoogleレンズで読み込んで調べます。花や虫の名前がすぐにわかります。が!ここで要注意なのは検索結果に出てきた一番上の回答が「正確ではないことがある」ということです。今回も同じ植物の写真(撮影した個体は違う)を検索しても、調べた人によって得られた回答が異なることがありました。
AIやアプリを使った検索は便利です。ただ、その回答が正しいかどうか最終判断するのはやはり人間になります。正しい判断をするにはやはり一般的な知識が必要ですし、ファクトチェックする技術も大切です。
今の子どもたちは物心ついた時から便利なアプリに囲まれ、さらにはAIの登場で「コスパ」のいい生活を送ることができています。ただ、そこに「+自己判断」を加えることで「コスパ」重視から漏れてしまった部分を拾い上げることが大切なのではないでしょうか。
今日の子ども達の反応を見て、意外というかなんというか、割と「インターネットに書いてあるからそれを鵜呑みにする」感じではなく、「なんかと勘違いしてんのかな?」「ほんまにそんな名前の虫っておるんかな?調べ直してみよ」といった感じだったので、少し安心しました。ひょっとして私なんかよりよっぽどメディアリテラシー能力高いんじゃないか?とさえ感じます。学校の授業でもICT機器やインターネット検索を利用する機会は多いですが、こういったことも授業の中で取り上げつつ、より「便利」に「安全」に活用する能力の育成をしていきたいと思いました。