(6年生)エンザロ村に灯された知恵の火
- 公開日
- 2026/06/19
- 更新日
- 2026/06/19
学校の様子
6年生の道徳の時間は、ケニアの小さな村を舞台にした「エンザロ村のかまど」という題材を通して、国際貢献と自らの生き方について深く考えていました。
電気も水道もないエンザロ村では、きれいな水が少なく、病気になる子どもたちが多くいました。水を消毒するための薪(まき)を大量に消費することで、ケニアの森林の半分が失われるという深刻な事態の中、日本人の岸田さんは現地にある「土」を使い、燃料効率を劇的に高めた新しいかまど「エンザロ・ジコ」を開発します。
授業の問いは、「なぜ、岸田さんはこのようなかまどを考えることができたのか?」。 子どもたちからは「一人でも多くの命を救いたかったから」「村の人が自分たちで作れるものを大切にしたかったから」と、相手の自立に寄り添う本質的な考えが次々と飛び出しました。
正解は一つではありません。しかし確かなことは、岸田さんを突き動かしたのが「自分の知恵と技術を、誰かの命や幸せのために一生懸命に使いたい」という強い想いだったということではないでしょうか?
先日の児童集会で「一生懸命がんばることは、未来のなりたい自分をつくること」と話をしました。6年生が今、教科学習や委員会活動で一生懸命に自分の可能性を広げているのは、いつか世界のどこかで、あるいは身近な場所で誰かが困っているときに、岸田さんのように「誰かのヒーロー」として知恵を絞り、社会に貢献するため――。そんな、自分たちの「学びの未来」へと繋がる、極めて深い道徳の時間となりました。