子どもたちがよりよい人間関係づくりや社会性を育むためのヒントが校内のさまざまな場所に「SST（ソーシャルスキルトレーニング）クエスト」の掲示があります。「校長先生、校内に○箇所、掲示しているよ。」と教えてくれた子どもたちもいました。

掲示では、日常生活の中で子どもたちが出会う“いろいろな場面”を取り上げています。たとえば、

ちょっとはずかしい気持ちになる場面　　　自分をありのままに表現したい場面　など

そんな時に、「あなたはどちらの未来を選ぶ？」という問いかけを添え、子どもたちが自分の行動を振り返り、よりよい選択を考えられるよう工夫しています。

掲示物には、すぐに実践できる小さな行動もわかりやすく示しています。

・はげましタッチ（友だちをさりげなく応援する行動）

・こころトーク（気持ちを言葉で伝える）

・すなおアクション（素直に「ごめんね」「ありがとう」を言う）

・ゆずりゴコロ（順番や場所をゆずる気持ち）

・はげましバトン（良い言葉を次の人へつないでいく）

・おとタテズ（静かにしたい場面で音を立てない意識）　など

これらは、「社会性」「思いやり」「自己表現」の力を育てるための行動です。子どもたちが日々の生活の中で少しずつ身につけていけるよう、学校全体で取り組んでいきます。