3階廊下の「ブックワールド」の「新聞コーナー」を少しリニューアルしています。先日、学校運営協議会の委員さんから「このスペースはとても良い。読書を学校の特色として、さらに発展させてほしい。」というお声をいただいたこともきっかけです。

学校では、自分から進んで文章に触れ、必要な情報を読み取り活用する力を育てることを大切にしています。新聞は、まさにその力を伸ばすのにぴったりの教材です。教科書でも、新聞記事を読み比べたり、気になった記事を紹介し合ったりする学習が取り上げられています。

子どもたちには、興味をもった記事、みんなに知らせたいと思った記事があれば、その記事全体を赤で囲んでよいことにしています。ただし、人を傷つける内容、差別につながる内容については書き込まない、という約束だけを伝えています。私も「高校駅伝」の記事に興味をもったので、赤で囲んでメッセージを書きました。

新聞に触れる機会が減っている今だからこそ…家庭で新聞を取るご家庭が減っていると言われています。だからこそ、学校で「紙の新聞」に触れる機会を大切にしたいと考えています。見出しの工夫、写真の使い方、記事の構成など、教科書だけでは学べない「生きた情報の読み取り」ができます。これからも、子どもたちが興味を広げ、言葉の力を育てる場として、新聞コーナーを充実させていきます。