学校日記

8月4日(火)第77回 近畿小学校長会協議会 研究大会 京都大会への参加

公開日
2026/08/04
更新日
2026/08/04

学校の様子

【AI時代を生きる子どもたちへ

  〜「比較しない心地よさ」と「素敵な大人との出会い」〜】


日、国立京都国際会館にて開催された「第77回 近畿小学校長会協議会研究大会 京都大会」に参加しました。


大会の記念講演では、妙心寺退蔵院の副住職である松山大耕氏をお迎えし、

「AI時代の道しるべ 〜薄幸の時代を生きる仏教の智慧〜」というテーマでお話を伺いました。


急速にAIが普及し、生活や働き方が便利になる一方で、どこか不安を感じやすい時代の中で、2500年前のお釈迦様の教えから、これからの時代を心豊かに生きるためのヒントをいただきました。



1. 「誰と出会うか」「どんな大人を見るか」が人生を開く

講師の松山さんは、東京大学を卒業後、厳しい禅の修行道場に入られた異色の経歴をお持ちです。


また「京都観光おもてなし大使」や日経ビジネス誌「次代を創る100人」などにも選出されています。


松山さんは修行に入った当初は、薪に火をつけることすらできず、叱られてばかりだったとおっしゃられていました。


そんな松山さんがご自身の歩みを振り返り、強く実感されているのが、「どんな尊敬できる人に出会うか」の大切さです


講演の中で紹介されたハーバード大学の研究でも、子どもの成長において「生活の中で良いモデルケース(憧れや目標となる大人)に出会えているか」が極めて人生において重要であると語られていました。



2. 「超比較社会」から抜け出し、「知足(足るを知る)」の心を育む

現代は、SNSのいいねの数やコスパやタイパ(時間対効果)に追われる「超比較社会」です。


便利になった反面、誰かと比較され、何かに追われるストレスを抱えがちです。


仏教では「身と心が思い通りにならないこと」を「苦」と呼ぶそうです。


思い通りにいかない社会だからこそ大切になるのが、他者と自分を比べない「自分自身の価値判断」と「知足(足るを知る)」の心が大切とお話しされていました。


そして、どれだけ豊かになっても、人と比較し続ける限り本当の幸せは感じられないともお話しをされており、


「家族が健康であること」「毎日ごはんが食べられること」といった、当たり前の日常にある幸せに気づき、感謝できるしなやかな心を、子どもたちにも育んでいほしいとメッセージを頂きました。


私たち教職員も、子どもたちにとって「出会えてよかったと思える素敵な大人のモデルケース」であれるよう、日々爽やかに、子どもたち一人ひとりの「自分らしさ」と向き合ってまいりたいと思います。