全国学力・学習状況調査を終え、午後は言葉で遊ぶ!国語の授業で「いつ、どこで、誰が、何した」ゲーム
- 公開日
- 2025/04/18
- 更新日
- 2025/04/18
6年生
教室では、午前中に全国学力・学習状況調査を終え、少しホッとしたような、でもどこか達成感に満ちた空気が流れていました。午後の国語の授業が始まると、一転して活気あふれる活動がスタートしました。
今日の国語の授業は、言葉を楽しむユニークなゲームから始まりました。その名も「いつ、どこで、誰が、何した」ゲーム!
まず、子どもたちは思いつく限りの「いつ」「どこで」「誰が」「何した」という言葉を小さな紙に書き出していきます。「いつ」なら「きのうの夜」「夏休み」「100年後」、「どこで」なら「学校の屋上で」「深海で」「おばあちゃんの家で」、「誰が」なら「ぼくのお母さんが」「未来のロボットが」「空飛ぶクジラが」、「何した」なら「ケーキを焼いた」「大声で笑った」「星になった」など、子どもたちの豊かな発想が次々と紙の上に現れます。
机の上には、色とりどりの小さな紙の山ができ、教室は熱気に包まれました。書き終えた紙はそれぞれの言葉の種類ごとに箱に入れられます。
いよいよゲーム開始!先生の合図で、子どもたちはそれぞれの箱から一枚ずつ紙を引いていきます。ドキドキしながら開いた紙には、思いもよらない言葉の組み合わせが!
引いた言葉をつなげて発表するたびに、教室は笑いの渦に包まれました。
突飛な言葉の組み合わせから生まれる面白おかしい文章に、子どもたちは大喜びです。このゲームを通して、言葉の面白さや、言葉を組み合わせることで無限の物語が生まれることを、肌で感じているようでした。
ゲームの後はタブレットでじっくり音読練習
言葉でたっぷり遊んだ後は、一転して落ち着いた雰囲気の中で音読の練習です。今日読むのは、物語教材『さなぎたちの教室』。子どもたちは、先生の指示に従い、準備していたタブレットを取り出しました。
タブレットには、『さなぎたちの教室』の教材が大きく表示されています。子どもたちは、範読を聞いたり、自分で読んだりしながら、登場人物の気持ちを想像し、声に出して表現する練習に熱心に取り組みました。
物語の情景が目に浮かぶような、抑揚をつけた読み方をする子、登場人物になりきって感情豊かに読む子、少し苦手な部分を繰り返し練習する子。それぞれがタブレットの画面を見つめながら、自分のペースで音読に取り組んでいます。
タブレットの録音機能を使って自分の音読を録音し、それを聞き返して改善点を見つける子もいました。ICT機器を効果的に活用することで、子どもたちは客観的に自分の音読を振り返り、より質の高い音読を目指しているようです。
午前中の全国学力・学習状況調査という大きな課題を終え、午後の授業では言葉の面白さや物語の世界に浸った6年生。遊びと学びのメリハリをつけながら、着実に力をつけている様子が伺えました。タブレットを活用した音読練習は、子どもたちの表現力をさらに豊かにしてくれることでしょう。これからの国語の授業も、ますます楽しみです。
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