心揺さぶられた道徳の時間〜“あきらめない”を考える〜
- 公開日
- 2025/12/07
- 更新日
- 2025/12/07
学校の様子
心揺さぶられた道徳の時間〜“あきらめない”を考える〜
6年生では、道徳科の学習で、テレビ番組『探偵ナイトスクープ』の実話映像を教材として取り上げていました。
道徳科では教科書を主たる教材としながらも、子どもたちの心に深く届くために、身近な出来事や地域の素材、映像メディアなど、多様な教材を柔軟に活用することが学習指導要領でも重視されています。今回の授業も、まさにその趣旨を生かした取り組みです。
映像で紹介されたのは、体操の大車輪の練習中に大怪我を負い、「頚椎損傷」で首から下の自由を失ってしまった天田さんの実話。
体操ができない身体になってしまったにもかかわらず、「もう一度、大車輪に挑戦したい」という強い思いで、探偵ナイトスクープに応募し、仲間と支え合いながらついに大車輪を成功させる姿が描かれていました。
授業では、
「天田さんはなぜ、あきらめなかったのか?」
「今回の挑戦は、天田さんの今後の人生にどんな影響を与えるのだろう?」
といった問いを通して、子どもたち一人ひとりが“あきらめない心”“困難への向き合い方”について深く考える時間となりました。
教室では、映像を真剣に見つめる姿や、意見を交わしながら自分の考えを言葉にしていく姿が見られました。
多様な教材を生かすことで、子どもたちの感じ方や考え方がより豊かに広がり、“自分の生き方”を考えるきっかけにもつながっています。
今後も、教科書を主たる教材としながらも、子どもたちの心に響く教材を柔軟に取り入れながら、道徳科で育てたい道徳性について深められる授業を行ってまいります。
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