【芸術鑑賞会「ピアニカの魔術師」〜音楽がひらく心の扉〜】

体育館で芸術鑑賞会を行いました。来てくださったのは「ピアニカの魔術師」の皆さん。

身近な楽器である鍵盤ハーモニカから生まれるとは思えないほど、多彩で力強い音色に、会場は一気に引き込まれました。伸びる音、揺れる音、跳ねる音、歌うような音——子どもたちが普段使っている楽器と同じとは思えないほど、まるで“魔法”のような演奏でした。

「どうやってあんな音が出るんだろう？」

「リコーダーでもやってみたい！」

そんな声があちこちから聞こえ、子どもたちの目はキラキラ。音楽が“教わるもの”から“試したくなるもの”へと変わった瞬間でした。

演奏の合間には、ジャマイカで実際にあったお話も紹介してくださいました。

争いが続いていたとき、音楽ライブに集まった人々が、いつのまにか一緒に歌い、体を揺らし、そして争いが終わっていった——。

「音楽が好き」という気持ちが、人と人とをつなぎ、心をほどいていく。音楽の力の大きさを改めて感じるエピソードでした。

ラストの「ルパン三世のテーマ」では、会場が一体に。

前に出て踊った子どもたち、後ろで手拍子で盛り上げてくれた子どもたち、その場を楽しもうとする姿が本当にすばらしかったです。

今日の体験が、子どもたちの“音楽って楽しい”という気持ちに、そっと火を灯してくれたことと思います。