新しい対話のかたち「えんたくん」を導入
- 公開日
- 2025/05/27
- 更新日
- 2025/05/27
学校の様子
【新しい対話のかたち「えんたくん」を導入します】
本校ではこのたび、「えんたくん」という新しいツールを導入いたしました。
「えんたくん」とは、直径1メートルほどの丸いダンボールの板で、参加者が円になって座り、それをひざの上にのせて使います。とてもシンプルな道具ですが、この「えんたくん」があることで、子どもたちの「話し合い」や「学び合い」の場が驚くほど変化します。
普段の教室や会議室には長方形の机が並んでいますが、その形は知らず知らずのうちに、上下関係や話す人・聞く人といった役割を生み出してしまうことがあります。一方で、「えんたくん」を使って輪になって話すことで、子どもたちの間に自然と「対等な関係」が生まれます。
この対等さは、安心して意見を言える雰囲気や、互いに耳を傾け合う姿勢を育ててくれます。ファシリテーション(進行)を工夫することで、意見の違いを尊重しながら合意形成を行う練習にもなり、協働的な課題解決の力を育てることにもつながっています。
他市において、すでに活用している学校に聞くと、子どもたちからも「話しやすい」「意見を出しやすくなった」といった声が聞かれ、対話の力を育む実感があったと伺いました。
今後も本校では、子どもたちの主体的な学びや、豊かなコミュニケーション力の育成に向けて、「場」のつくり方にもこだわっていきたいと考えています。
またこの「えんたくん」は、教職員の校内研修にも使えます。
6月には、外部講師を招聘している校内研修を2つ予定しておりますので、活用できたらと考えております。
活用の様子はまたお伝えします!