枚方市では、「枚方市文化芸術振興計画」に基づき、子どもたちが文化芸術に触れる機会の充実に取り組んでいます。小学校在学中に優れた文化芸術体験を設け、豊かな感性や創造性、人間性を育むことを目的に、令和元年から劇作家・演出家で芸術文化観光専門職大学学長である平田オリザ氏による、演劇の手法を用いたコミュニケーション授業を実施しています。

　社会を生き抜く上で必要とされる自制心や協働性、物事をやり抜く力などを目指す「非認知能力」、「生きるための土台となる力」とも言い換えることのできる力を演劇を通して育むコミュニケーション授業を行いました。

　子どもたちへの課題は、台本をもとに一つの劇を作り上げ、学年全体の前で披露することです。5・6人のグループに分かれ、朝の教室のワンシーンを題材とした台本をもとに配役を決めます。セリフの語尾を加えたり、変えたり、細かい設定は変えてもいいというルールでグループで話し合います。