校長室より 夏1
- 公開日
- 2022/08/05
- 更新日
- 2022/08/05
校長室より
夏休みに入って、2週間が過ぎました。
子どもたちは、長い休みを満喫しているでしょうか。コロナ感染症の罹患者がまた、増えてきましたので、なかなかご家族で出かけることには躊躇してしまうかもしれませんね。
学童期の子どもたちには、自由な時間がたくさんあること、そして、たくさん遊ぶこと、いろいろな体験をすることが、成長する過程で必要だと思います。学童期にたくさん遊ぶこと、いろいろな体験をすることは、情緒面の安定につながります。また、学習の際に、様々な体験があるのとないのとでは大きく違い、様々な体験をしている子どもは、教科書で学ぶ内容を自分の経験と結び付けやすく、学習することが容易になります。
その意味でも、この長期休みに、子どもたちにはいっぱい遊んで、いっぱいの体験をしてほしいと思います。
さて、夏休み中で、子どもたちの活動がお届けできないので、今日は本校の取り組みについて、お話しします。
今年の学校だよりの5月号に、学校教育目標について、次のように載せました。
学校教育目標 「自らよく考える子」
本年度の学校教育目標を昨年度に引き続き「自らよく考える子」と定めました。「自らよく考える子」とは、学習においては、探求心を持ち、自ら学びに向かおうとする子どものことであり、心の面からは、相手の気持ちを慮り、内省の心を持ち、自らの行動を変えていくことのできる子どものことです。また、体の面からは、自ら健康的な生活を送ろうとする気持ちを持つ子どものことです。つまり、「自らよく考える」経験を通して、それを習慣とし、「知・徳・体」の調和的な発達を目指すものです。もちろん、学童期の子どもたちですから、子どもたちに委ねすぎては無理が出てきます。子どもたちの発達段階に応じて、適切な課題を与え、その課題を自らの力で解決する過程を通し、成長を図っていこうと考えています。
(以上、長尾小学校 学校だより5月号より抜粋)
昨年度と同じ教育目標にしたわけですが、校長だけが目標を唱えていても仕方がありません。教職員もこの学校教育目標に沿うように取り組みを考えました。また、教職員一人ひとりが長尾小学校の児童の様子を見た時に、必要な力は何なのか考え、話し合い、それに沿った目標(重点目標)を考えました。
その結果、生活面で、以下の三つの重点化した目標ができました。
1. あいさつを通して人とつながる。
2.「廊下を歩くこと」(節度ある行動)
3. 自尊感情を育む。
(次回へ続きます)