研究授業4年
- 公開日
- 2021/11/24
- 更新日
- 2021/11/24
学校の様子
4年の小笠教諭と磯西教諭が合同で総合的な学習の時間の研究授業を実施しました。指導助言者ならびに講演会の講師として京都大学経営管理大学院 経営研究センター長 若林靖永教授を招聘しました。若林教授は「教育のためのTOC」日本支部の理事長も務められるなど多方面でご活躍されています。さらに、枚方市教育委員会 矢島指導主事にもお越しいただき指導助言をいただくことができました。
単元目標は、「自分事として探究的な見方・考え方を働かせ、SDGsの視点で世界や日本の諸問題に関する学習を通して、目的や根拠を明らかにしながら、身の回りにある課題を解決し、持続可能な社会を実現していく自己の生き方を考えることができるようにする」とし、年間を通して授業計画を作成したうちの38時間目にあたる授業です。
子どもたちはこれまでにSDGsについて学んだことなどを通して、身の回りの課題を自ら設定し、課題解決のための計画をたて報告するために、「ブランチ」「クラウド」「アンビシャス・ターゲット・ツリー」「マインドマップ」などの思考ツールを使って自分たちの考えを整理し、聞く人にとってわかりやすいプレゼンテーションにするためにどのようにすれば良いかを論議してきました。
本時のめあては「聞き手にとってわかりやすいプレゼンをしよう。他のグループのアドバイスやプレゼン・報告書を参考にして自分たちの改善点を考えよう」です。担任の小笠・磯西教諭は、十分なプレゼンテーションの準備をさせた上で本番に臨ませました。プレゼンは2回実施され、1回目の後、聞き手からアドバイスや自身の反省をもとに「カイゼン」をして2回目のプレゼンに臨ませます。授業のまとめでハーベスト(収穫)を付箋に書かせるとともにロイロノートでもふりかえりを提出をさせ、次回の授業につなげます。
さらに、今回は京都大学の若林教授から直接子どもたちに授業の感想などを伝えて頂く機会を特別に持つことができ、貴重な経験となりました。そのなかで「道具(ツール)を使う→できなかったことができる→自分が好きになれる」というお話を聞かせて頂きました。これからも思考ツールをはじめ様々な道具(ツール)を使用することで、子どもたちの「できる」「わかる」「楽しい」を増やし、学習意欲を高めてまいります。