「考える力」が低下、AIを正しく使おう2
- 公開日
- 2026/08/13
- 更新日
- 2026/08/13
校長より
また、8月5日の記事でも、最近の研究によりAIが学習に与える影響が明らかになったことが紹介されていました。
◆ 米カーネギーメロン大学・英オックスフォード大学の研究(今年4月報告)
オンラインで約1,000人の成人を集め、「AIあり」グループと「AIなし」グループにランダムに分けて、算数や文章読解のテストを実施。
<結果> 「AIあり」グループでは、
・前半(AI補助あり)は、正答率が高かった。
・後半(AI取り上げ後)は、「AIなし」グループよりも正答率が低下。
・分からない問題に直面したとき、「解かずに飛ばして諦める割合」が約2倍に増加。
・約6割が、ヒントや説明ではなく「正解そのもの」を求める傾向を示した。
筆頭著者のグレース・リュウ氏は
「AIの便利さが、自力で考え抜く機会を減らし、粘り強さや問題解決力を損なう可能性がある」
と警告しています。
◆ 米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究(2025年6月公開)
生成AIを使って小論文を書いたグループは、使わなかったグループと比べて脳の活動度が低下したことが脳波の計測で明らかになりました。
さらに深刻だったのは、「最初にAIを使った人は、その後に自分の頭だけで書くようになっても、脳活動や意欲、集中力が停滞したまま復活しなかった」という点です。
「初期段階で何を使って考えるか」がとても大切だということです。