学校日記

10月6日(月)2校時 2年4組 国語 学年別研究授業(2学年)

公開日
2025/10/08
更新日
2025/10/08

学校生活の様子

今日は、学年ごとに研究授業が行われます。


各学年の教員が中心に授業を見学し、放課後に学年ごとに研究協議を実施します。


教科の枠を超えて、いろんな視点から話し合いを行い、学校としての共通の指導項目などを確認して、教員の授業力の向上を図ります。


この時間は、私(校長)も50分間、授業見学を行いましたので、以下の通り、講評を記載します。


◎気づいたところ

・チャイム着席が定着している。

・あいさつがきっちりと行われている。

・授業の冒頭にめあてを示している。「登場人物のセリフや行動を理解する」

・最初の活動として漢字確認テスト(3分間)を行うことで、授業への集中力を高めさせていた。

 また、漢字確認テストには、「第19回」と記載されており、継続して取り組んでいることがわかった。

 着実に漢字の力をつけることができる。

・学習プリントがよくまとめられている。(取組の目的やプロセスなどが明確にしめされている)

・本題に入る時、「武士とは」と問いかけることで、生徒への興味づけを図っていた。(イメージできる)

・その後、「武士としてのセリフや行動」「武士らしくないセリフや行動」を示して、本時の取組を明確に示していた。事前に「武士とは」と示していたので、スムーズに課題に向き合うことができる。

 2つの課題に対して、それぞれ付箋を貼るなど、行うことが明確に示されていた。(わかりやすい仕掛け)

 タブレット内で付箋を活用する取組が興味深い(完成させてから、多くの活用が行いやすい)

・班で取り組ませることで、自分で取り組みながら交流することもできる。(活発な交流の様子も見られた)

・教員が班ごとに丁寧に声をかけていた。(全ての生徒の取組の内容をよく見ていた)

 声かけにも工夫が見られた。

 ①個への声かけ(どのようにまとめるのかなど、一人ひとりの取組状況を見て、次課題を考えさせた)

 ②班への声かけ(個の取組がある程度できている班には、まとめる内容が重複しないように交流を促した)

 ③学習意欲の低い生徒への声かけ(ねばり強く声をかけていた。何度も進捗状況を確認し、スモールステップの視点で生徒の自己解決を促していた)

 (例)課題に向き合う姿勢に課題のある生徒に対しても具体的な方策をねばり強く示した。

⇒その生徒は行うことがわかり、その後、取り組みだした。

・取組が進むについて、生徒の活動に変化が見られた。

課題学習が始まると、最初は個々に取り組む様子が見られたが、自然発生的に交流が始まり、生徒間で課題を共有することができた。素朴な疑問などを教員に質問する生徒もいて、学びが深まる様子が見られた。

・ICTの活用により、生徒の付箋の取組の様子を教員が瞬時に把握することができた。

 (例)教員は生徒の取組状況を見て、付箋の内容について、項目ごとに分類することを提示した。

                      ↓

    教員は提示した後も机間指導をきめ細かく行い、実際に生徒のその後の取組を確認していた。

 従来のKJ法によるアナログの付箋では、このような取り組みはできないので、デジタルの良さを最大限に活かした取組と言える。

・授業の最後に振り返りとして、単元計画に今日の取組内容を記入させていた。

 単元計画がしっかりと組まれているので、生徒も見通しをもって授業に取り組むことができる。


◎まとめ

・授業の冒頭の漢字確認テストが、ルーティンワークとして定着し、授業への集中力を高めている。

・漢字を身につける力も着実につけることができる。

・学習プリントが丁寧に作成され、学習の目的やプロセスがわかりやすく示され、生徒が段階を追って自分の考えなどをまとめることができる。

・ICTをうまく活用し、生徒全体の取組状況を把握し、適切に指示が出せている。(その場で解決)

・丁寧な個別指導、班別指導が行われ、生徒一人ひとりの状況に応じて、やる気を高めるアプローチが行われている。