学校日記

10月30日(木)2校時 2年4組 英語(少人数)初任者教員研究授業

公開日
2025/10/30
更新日
2025/10/30

学校生活の様子

この時間は、初任者教員の研究授業が行われました。


枚方市教育委員会から3名の方が授業見学及び指導助言に来られました。


本校の多くの教員も授業を参観しました。


授業では、比較級、最上級を活用した問題を作成し、発表する取り組みが行われました。


この授業は、私(校長)も50分間、授業を見学しましたので、以下の通り、講評を記載します。

◎きづいたこと

・チャイム着席が定着している。

・生徒の元気な号令「姿勢・礼」により、規律をもって授業が開始されている。

・あいさつの後、すぐに歌の取り組みを始め、前回学んだ内容を生徒間の交流を通して振り返らせていた。

・イラストやレイアウト等を工夫した豊富なパワーポイント資料を活用して、生徒に興味を持たせていた。

・クイズ形式を活用し、テンポよく多くの課題に取り組ませていた。その際、多くの工夫が見られた。

 ①キーワードの提示

  比較級「~よりも」「(~の中で)いちばん」など、考えるポイントを明確に示していた。

 ②生徒からの情報収集

  個人を指名して答えさせる 生徒間で交流させる 共有した内容を全体で復唱するなどのアプローチ

  ※教員が説明できる内容も生徒に説明させることで、生徒の自尊感情を高め、自己解決を促していた。

 ③〇×札の活用

    生徒の考えが全体で共有できるように、赤と緑の札を活用し、学習への興味を高めていた。

  この取組は、いろんな活動の中で行われており、瞬時に個々の考えを全体共有することができていた。

・今日の本題である「ペアで比較級・最上級の問題を1問ずつ作成する」では、事前に「Rule」を示して、聴く人の視点になって取り組むためのポイントが示されていた。

 ※文章だけでなく、イラスト・写真などを活用したり、証拠となる数字やグラフを示したり、個々の視点が多岐にわたる可能性があるものについては、自分の考えを添えるなど、じっくりと考えるための仕かけが見られた。

 ※ルール説明の後も、すぐに取り組ませるのではなく、教員が例を示して、具体的なイメージを持たせてから、課題に向き合わせていた。

・ていねいな机間指導が行われていた。

 ①全員の取組を何度も見ることで、個々の生徒の成果や課題を見極め、全体にも共有していた。

 ②指示は最小限でコンパクトにしていた。(重要なポイントを示す)

 ③答えではなく、個々の生徒に必要なヒントやキーワードなどを伝えて、生徒の自己解決を促していた。

 ④教員と個々の生徒とのやり取りだけでなく、複数の生徒間で交流させ、そこに教員が声をかけることで、交流を通して課題解決をさせていた。

・ルールの項目を踏まえて、ペアごとに工夫のあるしっかりとした発表が行われていた。

 生徒は積極的に情報を収集し、具体的な事例なども示しながら、説得力のある発表になった。

◎まとめ

①豊富な教材の活用

・生徒の興味を高めるためのパワーポイント資料などがていねいに作成されていた。

・イラスト、写真、矢印、キーワードなど、理解を深めるための見える化が図られていた。

・生徒の学習プリントも学ぶポイントを明確に示し、それを使った具体的な取組内容が用意されていた。

②積極的な生徒とのやり取り

・生徒を指名して答えさせたり、生徒間の交流で課題解決を図らせたり、生徒に説明をさせたり、学んだ内

容を全体で復唱させるなど、多くのアプローチにより、生徒の興味関心や理解を深めさせていた。

・取組の段取りをわかりやすく説明した上で、ていねいな机間指導が行われていた。

・取組のゴールとして、発表を行わせることで、生徒は達成感をもつことができた。(賞賛の声かけ)

③テンポ感のある授業展開

・前回の研究授業に比べ、豊富な学習内容を示して、テンポよく授業が展開されていた。(努力の成果)

・生徒との良好な関係が築け、積極的に学習に取り組む様子が見られた。