6月3日(火)6校時 1年1組 理科
- 公開日
- 2025/06/04
- 更新日
- 2025/06/04
学校生活の様子
ガスバーナーをつかった実験の授業です。
この時間は、私(校長)が50分間、授業を参観しました。
以下のとおり、講評をまとめました。
◎きづいたところ
1.授業の冒頭について
・チャイム着席が定着している。
・大きな声で静かにさせるのではなく、生徒が静かになるまで、じっくりと待ち、生徒に自覚を促していた。
・また、その理由として、指示を出した時、静かに聞くことで、実験の時間が増えることを伝えた。
・火を使用する実験などでは、安全最優先のため、ふざけたりすると、大きな声で叱ることを予め伝えた。
2.実験器具等の説明について
①説明の手順(段取りよく説明が行われた。)
・元栓を押して回す。→コックの向きを変える→マッチを擦る。→片方の手でガス調整のネジをゆるめる。→火の高さの調整の方法を説明する。→ネジの下をしめる。→コックをしめる。
②説明の詳細
・生徒を教員の近くに集めて、よく見えるようにした。
・空気調整ネジの説明では、ネジの動かし方などについて、一つ一つ確認しながら伝えた。生徒にもさせてみて、発生しやすいミスなども確認した。生徒からの質問も、じっくりとわかるように説明した。
・危険性の高い、マッチの擦り方については、より丁寧に説明が行われた。擦った後は、マッチを上に向けることなど、ポイントを明確に示し、教員が何度も手本を見せていた。
・元栓の入れ方についても、カチッと音がするまで確認させ、指の動きも伝えられた。
・実験の後、ネジを強くしめないように伝えた。
生徒とのやり取りを通して、金属は温めると膨張し、冷えると固まるので、ネジが開けにくくなるので、最後は、ネジをゆるめて返却することを念押しした。
・女子の髪の毛の長い者は、火が燃え移らないように、くくるなどすることを伝えた。
・やけどをすると、すぐに水で冷やして、教員に伝えることを確認した。
・実験中の机上は、きれいに整理整頓することを伝えた。
※上記の手順、詳細を通して、実験が円滑に行えるような丁寧な説明と確認が行われた。
3.実験中の様子について
①実験中の指示などについて
・6つの班の取組について、丁寧な机間指導が行われた。
・実験がうまくいかない班にも、一つ一つ手順を確認し、必ず、生徒にさせることで自己解決を図らせた。
②あると良い工夫等について
・机間指導中は、一つの班に指示を出しながら、できるだけ、全体が見える位置に立つことで、危険な火の状態なども確認し、すぐに対応することができる。
・生徒は何度か実験の手順を確認することができた。終わった生徒は、振り返りを書かせたり、次課題を示すなどで、より集中力を保つことができる。
4.実験終了時の様子について
・教員の手の動きだけで、生徒を静かに集中させることができていた。
・教員と生徒のやり取りを通して、最後に安全確認について、念押しが行われた。その際、ペットボトルのふたの開け閉めを例にガスバーナーの扱いの指示が行われた。(具体的で、回す方向のミスが防げる。)
・冒頭で説明をしたとおり、少しネジをゆるめさせて、ガスバーナーを片づけさせた。
・最後の5分で教科書等を活用し、今後行う実験などについての予習を行わせた。
5.まとめ
・安全を最優先にし、一つ一つ丁寧に手順を確認するなど、じっくりと実験を進めることができていた。
・常に生徒の気づきを意識して、ねばり強くアプローチする姿勢が見られた。