学校日記

校内研究授業(Social and Emotional Learning:SEL)

公開日
2026/05/09
更新日
2026/05/09

学校の様子

 本校では、今年度SEL(Social and Emotional Learnig)を取り入れ、子どもたちが集団の中で自分に自信を持ち、他者の気持ちを理解する力を育みながら思いやりの心を育て、主体的に行動選択する力を身につけることができるよう取り組んでいます。SELの第一人者でおられる福岡教育大学 名誉教授 小泉令三先生にお越しいただき、5時間めには各クラスの授業参観、6時間めには、1年生で全クラスでSELの研究授業を実施しました。SELの学習を通して、人間関係を作る力、人間関係を保つ力を身につけていきます。

 本時は、めあてを「上手な話の聴き方をマスターしよう!」として、人の話を聞くときにはどんなことを意識すればよいかを学習しました。まず最初に、教師がロールプレイをします。話し手の話を、そっけなく聞くプレイと話し手の方を向いてしっかり聞くプレイの2種類の聞き方について行いました。2種類のプレイを見て、話し手はどんなの気持ちになるかを皆んなで考えます。子どもたちからは、話し手が話しているのを聞く態度により不快になったり、しっかりと聞いてもらい気持ち良いなどの考えが出されました。

 話していて皆んなが気持ちよくなるため、正しい聞き方のポイントとして「ア・カ・メ・の・ウ・サちゃん」が示されます。

アは「あいづちを打つ」、カは「体を向ける」、メは「目を見る」ウは「うなづく」サは「最後まで話を聞く」の頭文字をとったものです。

 相手の気持ちを知るヒントとしても「シ・カ・の・コ・マ」も学びました。シは「しぐさ」、カは「顔の表情」、コは「声の大きさ」、マは「周りの様子」です。

 最後は、4人組の班になって「気持ち読み取りゲーム」を行いました。一人が封筒に入ったお題を引き、そこに書かれているセリフとその感情を言葉に出します(例えば「ごめん」の言葉を、ふざけた気持ちや真剣に反省した気持ちで言うなど)。そのセリフからどんな感情で話しているかを班の3人が当てるゲームです。子どもたちはお題のセリフを「悲しい気持ち」や「怒っている気持ち」などの感情を混じえ、盛り上がりながら行っていました。

 研究授業後は、小泉先生から「生徒の人間関係能力を育てる取組 〜SEL-8Sの実践を通して〜」と題して、ご講演をいただきました。

 今後、継続してSELを行い、子どもたちの人間関係能力(社会性)が育まれることにより、自尊心を高めながら規範意識・行動を身につけ、学習にも良い効果を及ぼすことを信じて取り組んでいきます。小泉先生には、秋にもお越しいただき、取組の成果と課題等についてご支援、ご助言をいただきます。