学校日記

(4年生)「分度器の使い方」で見えた、学び合う力

公開日
2026/06/10
更新日
2026/06/10

学校の様子

4年生の算数にお邪魔しました。この日は、分度器を使って角度を測る学習です。

実は、分度器で角度を図るのは意外と難しいものです。基準の線が2本あったり、目盛りの数字が2つ並んでいたりと、どちらを読めば正しい角度になるのか、初めて出合う4年生にとっては悩んでしまうポイントがいくつもあります。教科書に説明は載っているものの、やはり何人かの子どもたちは「うまく測れないな・・・」と苦戦し、自信がなさそうな表情を浮かべる子どももいました。

しかし、ここからの「学び合いの時間」で、子どもたちの見事な姿を目にすることになりました。いくつかの席から、「ここがわからないから、教えて!」と、自分の困り感をはっきりと形(言葉に)できている姿が、明らかに増えていました。

お友達に優しく教えてもらった子どもたちの中には、「あぁ、わかった!」とうれしそうな声が弾けます。表情までパッと霧が晴れたようにスッキリとした笑顔に変わっていく瞬間は、見ているこちらの心まで嬉しくなりました。 さらに感動的だったのは、教えてもらって「わかった!」となった子どもたちが、今度はまだ悩んでいる別のお友達のところへ行き、自然と「教える側」として動き出したことです。

わからないことを恥ずかしがらずに「教えて」と言える力。 それを受け止めて、わかるまで寄り添ってあげる力。 そして、自分が得た学びを、今度は誰かのために使おうとする力。

この授業の様子を見たときに、これからの時代を生きる子どもたちにとって本当に必要な「生きた力」とは何なのか、その答えがはっきりと目の前に現れたような、とても価値ある時間でした。