最近、職員室にも軽快な音楽が聞こえてきます。その正体は、6年生が音楽の授業で取り組んでいる合奏曲「Paradise Has No Border」。東京スカパラダイスオーケストラの人気曲を、ピアノやオルガン、リコーダー、打楽器など、クラス全員で演奏できる構成になっています。

子どもたちは、発表会に向けて練習に励んでいます。この活動では、リズムや旋律、ハーモニーといった音楽の構造を理解しながら、仲間と音を合わせる楽しさを体験しています。

練習を重ねるうちに、音がぴたりと合ったときの喜びや達成感を味わえるようになってきました。のりのりで打楽器をたたいている子どももいます。「みんなでひとつの音楽をつくっている」そんな実感が、子どもたちの表情から伝わってきます。音楽は、ただ演奏するだけでなく、協力する力や思いやり、そして表現する喜びを育ててくれます。