7月25日 『笑顔の学校』プロジェクト
- 公開日
- 2025/07/28
- 更新日
- 2025/07/28
研修
7月25日、教職員の働き方改革、業務改善、労働安全衛生、ワークエンゲージメントの推進を目的とした「笑顔の学校」プロジェクト第1回交流・研修会が開催されました。
本研修会では、各校の取り組み共有や専門家による講演を通じて、新たな視点やアイデアを得る貴重な機会となりました。
会議の主な内容
1. 各校の取り組み交流と業務改善
各学校が業務改善、ワークエンゲージメント、労働安全衛生の3つの観点からバランスの取れた取り組みを進めている現状が共有されました。
2. ストレスチェック・メンタルヘルス対策
前期のストレスチェック結果をもとに、今後の対応を検討するとのことです。心理的安全性の高い職場づくりを目指し、メンタルヘルスサポートも継続的に行われています。
3. 労働安全衛生体制の構築と衛生委員会の運用
信州大学准教授の荒井英治郎先生より、「労働安全衛生体制の構築と衛生委員会の運用」について講演がありました。衛生委員会の形骸化を防ぎ、心身の健康維持を重視した運営の重要性が強調されました。また、教職員の健康管理として、睡眠時間や朝食習慣の見直しも促されました。
4. 教育システム・教職員の働き方改革
教育システムの再構築として、教職員が抱える業務の「荷物」を精査し、不要なものを下ろす必要性が指摘されました。多忙感・負担感の見える化や心理的安全性の確保、共同性の強化が重要視されています。
5. 衛生委員会の取り組みと業務改善事例
五常小学校では、校内安全衛生委員会を立ち上げ、管理職主導から職員主体のロードマップ型委員会へ移行。超過勤務時間の削減に成果が出ています。
氷室小学校では、業務の目的と効率化を重視し、安全衛生委員会を中心に健康と業務の質向上を目指す取り組みが進められています。
6. 小学校・中学校の業務改善とチームワーク
小学校では、教育業務支援員との協働やアウトソーシングを通じて業務効率化を図っています。中学校では、業務効率化の推進と主任教員の意識改革により、若手教員の働きやすさが向上しているとのことです。
7. 教職員の心身の健康とサポート体制
臨床心理士や保健師がサポートに加わり、長時間勤務者への面談やメンタルヘルス事業が実施されています。管理職やサポート側の負担軽減、孤立防止のためのチームでの報告・相談体制の徹底が求められています。
8. メンタル不調教職員への対応と面談の進め方
休職中の教職員に対し、定期的な面談や連絡手段の明確化、復職サポート部の活用、心理士や関係者との連携が重要であることが共有されました。