算数って楽しい! 6年生が校内を"測量"、広さと大きさを大発見!
- 公開日
- 2025/10/14
- 更新日
- 2025/10/14
6年生
算数の授業で、子どもたちが目を輝かせながら校内を駆け回る姿が見られました。
この日取り組んだのは、「校内の空間やものの面積・体積を測ってみよう」という実践的な学習です。
普段、教科書の中だけで計算していた「面積」や「体積」を、自分たちの学校というリアルな空間に持ち込むことで、子どもたちの学習意欲は爆発的に高まりました。
探求心を刺激する「生きた算数」
「この体育館の床、全部で何平方メートルあるかな?」「プールの水の体積って、トラック何台分になるの?」
先生からミッションが与えられると、子どもたちはすぐにメジャーや巻尺を手にし、バディと協力して校内を歩き回りました。
廊下の壁の掲示板の面積、昇降口の段の体積、さらには中庭にある遊具の影の面積など、「測ってみたい」という好奇心から、計算対象は多岐にわたりました。
教室を飛び出し、思考が広がる
通常の授業では味わえないこの活動の醍醐味は、「どうやって測るか」を自分たちで考える点にあります。
体育館の天井の高さを測るために、グループで協力して三角比の原理を応用(あるいは相似な三角形の考え方)しようとする姿。
複雑な形をした花壇の面積を、長方形や三角形に分解して計算する工夫。
子どもたちは、ただ公式に数字を当てはめるだけでなく、「現実の問題」として立ち向かい、算数で学んだ知識を実生活のツールとして使いこなす喜びを感じていました。
笑顔あふれる「答え合わせ」
活動を終え、教室に戻った子どもたちの表情は、汗をかきながらも達成感に満ちていました。
「私たちのグループは、女子トイレの体積を計算したら、〇〇立法メートルになりました!」「思ったよりもずっと大きかった!」と、それぞれのグループが発見した数字を共有し合う様子は、まさに楽しさあふれる学びの空間でした。
この日の授業は、「算数は難しい」という固定観念を打ち破り、「算数は、世界を理解するための道具なんだ」という大切なメッセージを子どもたちに伝えることができました。
今回の経験を通して、子どもたちの算数への興味・関心は一層深まったことでしょう。
今後の学習においても、この「発見の楽しさ」を原動力に、主体的に学んでいってほしいと願います。
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