【自分に合った学び方を選ぶ力】

あすなろ学級での授業の一場面です。

１人の子どもが、自分で「ここが集中できる」と選び、教室の端に席を移して学習に取り組んでいました。

一昔前であれば、「どうして１人だけ離れているの？」と少し心配になるような光景かもしれません。

しかし、子ども自身が自分にとって学びやすい環境を選び、集中して課題に取り組む姿は、まさに今求められている「個別最適な学び」の一例といえます。

教育の世界では今、「みんな同じことを、同じやり方で、同じペースで」という一斉授業のスタイルだけでは限界があるとされ、

自分に合った学び方──「誰と学ぶか」「どのように学ぶか」「どこで学ぶか」を子ども自身が選び、学びを深めることが重視されています。

１人１台のタブレットを活用しながら、一斉授業の良さと自己調整・自己選択の学びを組み合わせる「ブレンド型」の授業づくりが進んでいます。

これからも、子どもたち一人ひとりが、自分に合った学び方を見つけ、主体的に学ぶ力を育んでいきます。