7月生徒集会のお話
- 公開日
- 2023/07/05
- 更新日
- 2023/07/05
校長先生のお話
最近、靴箱付近の水道で、水遊びをしている姿をよく見かけます。炎天下で、気持ちはわからなくはないですが、ちょっとひどいなという場面もあります。そこで、今日は大切な水について皆さんと考えてみたいと思います。
皆さんは、世界の水事情を知っていますか。特にアフリカの水事情は深刻で、皆さんのタブレットで調べると、頭にバケツを乗せて水を運んでいる写真がみられると思います。
水汲み場と家との距離にもよりますが、一日に8時間以上を水汲みに必要とし、活動できるほとんどの時間を水汲みに費やしているのです。
水汲みに4往復と考えても1往復で2時間以上となり、1kmの往復はおよそ30分程度と換算しても片道4km先の水場まで水汲みをしなければいけないことになります。しかもただ歩くだけでなく、重い水を持って帰ってこなければなりません。
私たちの生活に水はこれほど貴重なものなのです。このような中で、皆さんの水の使い方を振り返ってみると、どうでしょう。とてももったいない使い方をしていないか、水を無駄にしていないか見つめなおす必要があるはずです。
水の関係であともう一つお話します。
最近、よく水の事故が報道されています。水は一瞬で足元を奪い、命さえも奪います。これも暑いからといって川の水辺で遊ぶという判断を簡単にしてはいけないことをよく考えてほしいと思います。
以上です。