2月放送生徒集会
- 公開日
- 2024/02/07
- 更新日
- 2024/02/07
校長先生のお話
今月は、生徒指導担当の先生が担当しました。
みなさんこんにちは。
今回は1月に起こった能登半島地震の現在について考えたいと思います。
元旦に能登半島を襲った最大震度7を観測したこの地震は約240人の命を奪い、今でも約14,000人の人が避難所での共同生活を余儀なくされています。寒い体育館や市の施設で生活する中で物資は十分に揃っていない場所も多く、精神的も苦しい状況が続いているようです。
しかし、そんな状況の中、避難所の人たちを支えているのは共助の力だそうです。
災害時には3つの助が存在します。
1つ目は「自助」・・・1人が自ら取り組みこと
2つ目は「共助」・・・地域や身近にいる人同士が一緒に取り組むこと
3つ目は「公助」・・・国や地方公共団体が取り組むことです。
ある避難所では、国からの物資が届かず食事は1日1回〜2回、断水のため仮設トイレや簡易トイレを使用、薬や衛生用品が足りず感染症も懸念された状況だということです。携帯電話もほとんど使用できない状態だったそうです。
みなさんならこの状況でどう行動しますか?
様々な意見があるとは思いますが、この避難所では、お互いが声を掛け合い、限りある物資をみんなで分け合うなど、地域の住民とともに支え合い、協力し合うことで混乱は起きずに生活できているそうです。先生はこのニュースを見て苦しい状況の中でも互いのことを考え行動することはすごいなと思いました。
震災はいつどの場面で起こるかわかりません。もちろん、昼間大人たちが仕事があるときに被災することだって考えられます。そんな時は中学生のみなさんも地域の頼りになる存在の1人です。そんな時こそ、今の学校で取り組んでいる自分で考え・判断し・行動する力が最大限に活かされるのかもしれませんね。
さて、早速慣れてきた今のクラスともある2ヶ月で終わりです。互いを理解し合える仲になったからこそ、さらに深い学びに繋げ、いざという時力を発揮できる長尾中生になってください。