(6年生)紫キャベツで万能指示薬? 〜鮮やかな色の変化で紐解く「水溶液の性質」〜
- 公開日
- 2026/10/06
- 更新日
- 2026/10/06
学校の様子
6年生の理科の教室では、「水溶液の性質」の単元において、身近な植物を活用した科学的な探究実験が行われていました。
黒板に掲げられた目標は「紫キャベツを使った万能指示薬を作ろう」。子どもたちは、紫キャベツに含まれる天然色素「アントシアニン」が、水溶液の性質(液性)によって様々に色を変える不思議な性質に着目しました。
試験管に用意されたのは、食塩水、塩酸、アンモニア水、炭酸水、重曹水の5種類。そこに紫キャベツのしぼり汁をそっと注ぎ入れると——
「わあ! 鮮やかな赤になった!」 「こっちはきれいな緑や黄色に変わったよ!」
目の前で一瞬にして起こる予想以上の鮮やかな色彩の変化に、教室中から驚きの声があがります。
「どうして同じキャベツの液を入れたのに色が変わるのだろう?」 「炭酸水と塩酸は似た赤色になったけれど、強さが違うのかな」 「アンモニア水は全然違う緑色だ!」
一部の子どもたちは先生からの投げかけが始まることなく試験管を並べて比較し、自らの目で観察した結果(エビデンス)をもとに活発な対話を展開(Critical Thinking)。これまでの金属溶解実験や炭酸水作りの既習事項と結びつけながら、「酸性」「中性」「アルカリ性」という水溶液の仲間分けと本質的な性質の違いを深く実感することができました。
教科書の結果を覚えるだけでなく、身近な素材を用いて自分の目で確かめ、「なぜ?」を科学的に突き詰めていく6年生。探究心に満ちあふれた、まさに「生きた科学」を体感する素晴らしい時間となりました。