(2年生・4年生)時代を超えて響く「思いやり」の物語
- 公開日
- 2026/11/05
- 更新日
- 2026/11/05
学校の様子
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校内を歩いていると、教室からしっとりと温かな言葉の響きが聞こえてきました。2年生と4年生の国語の授業で取り組まれているのは、どちらも私が小学生だった40年以上前から国語の教科書に掲載され、世代を超えて親しまれている日本の名作――2年生は「かさこじぞう」、4年生は「ごんぎつね」の学習です。大人の私たちにとっても、どこか懐かしく心が温まる作品ではないでしょうか。
東北の雪深い村を舞台にした「かさこじぞう」と、愛知県半田市周辺の豊かな自然を舞台にした「ごんぎつね」。どちらの物語も、地域の風土や昔ながらの暮らし、方言といった日本各地の「言葉の豊かさ」がぎゅっと詰まっています。
そして何より、両作品に共通しているのは「誰かのために何かをしたい」という見返りを求めない純粋な思いやりの心です。雪の中で寒そうなお地蔵様へ笠をかぶせるおじいさんの優しさ。自分のいたずらを反省し、栗や松たけを兵十へ届け続けるごんの健気な心。
しかし、その純粋な思いやりが手繰り寄せる「結末」は、ご存知の通り二つの物語で大きく異なります・・・
今日の授業では、物語の情景や登場人物の心模様を思い浮かべながら、2年生は子どもたち自身で声を合わせた朗読を、4年生では担任の先生による豊かな師範朗読に耳を澄ませていました。
目に見えない「優しさ」や「心のつながり」を、声の響きや言葉の行間から感じ取る子どもたち。名作が教えてくれる人間味あふれる心の世界を通して、子どもたちがどんな気付きや問いを獲得していくのか、これからの深まりがとても楽しみです。