学校日記

3月18日(水)令和7年度 枚方市立田口山小学校 第51回 卒業証書授与式 学校長 式辞 No.2

公開日
2026/03/18
更新日
2026/03/18

校長のお話

【学校長 式辞 (概要版)】

新しい世界へ踏み出す皆さんに、一つ指針を贈ります。


それは、「学び続ける人生を歩んでほしい」ということです。


皆さんは、本当の「偉い人」とは、どんな人だと思いますか?


世間では、有名な人、裕福な人、地位のある人が注目されがちです。


しかし、本当にそうでしょうか。


かつて一万円札の顔でもあった大教育者、福沢諭吉は、「偉い人」とは「学ぶ人」であると断言しました。


福沢諭吉は今でこそ偉人と呼ばれますが、その人生は決して順風満帆ではありませんでした。


江戸時代の終わり、身分の厳しい「下級武士」の家に生まれ、2歳になる前にお父さんを亡くされ、苦労を重ねた結果、彼が本格的に学問に打ち込み始めたのは、実は十四歳、ちょうど今の皆さんと同じ、中学生になる頃だったのです。


彼は名著『学問のすすめ』の冒頭で、「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」と説きました。


人はみな平等である。しかし、彼はこう続けます。


「差がつくのは、学んだか、学ばなかったか、ただそれだけです。だからこそ、学びなさい」と。


これは、「勉強して成績を上げましょう。」という単純な話ではありません。


「学べば、どんな環境にいても自分らしく輝いていける。そして、その力で困っている誰かを助けることができる」という、彼からの熱いエールなのです。


そして、さらに大切なことは、諭吉にとっての学びは、机に向かうことだけではなかったことです。


仲間と夜通し議論して考えを磨き合い、剣術で体を鍛え、心を耕しました。


つまり、卒業生の皆さんに置き換えると、部活動でスポーツや芸術の技を磨くことも「学び」です。


中学校生活で、当たり前のことを当たり前以上にやり遂げる「凡事徹底」の精神を持つこと。


「ありがとう」という感謝の言葉を大切にすること。


これらもまた、立派な、そして一生役に立つ「学び」なのです。


「学は光」です。


光をもとめ続ける限り、人はどこまでも成長できます。


そして、自分が成長すれば、さらにまわりの人にも希望の光を、幸福の光を、平和の光を送ることができるのです。


「朝ごとに、すべては新しく始まり

 朝ごとに、世界は新しく生まれ変わる」とは、

「赤毛のアン」の作者 モンゴメリが大好きな詩です。


皆さんにも、毎日、毎日、新しい朝がきます。


たとえ、前日に、悲しいことがあっても、新しい朝がきて、新しい一日が始まるのです。


「きょうは、頑張るぞ!」と心に決めれば、少し大変なことがあっても、その通りにしていくことが必ずできます。


卒業生の皆さん、日々、「学び続ける人生を」歩んでいってください。


「学び続ける人生」には、時に壁が立ちはだかることもあるでしょう。


苦しい時こそ、頑張っている自分を「今、成長している最中だ」と褒め、讃えてあげてください。


皆さんの前には、無限の可能性が広がっています。


自分を信じ、仲間を信じ、堂々と自分の道を歩んでいってください。


皆さんの未来が、笑顔に満ち溢れたものとなることを心より祈念し、式辞といたします。