学校日記

学校だより 7月号 〜「人生100年時代」を生きる子どもたち〜

公開日
2025/07/01
更新日
2025/07/01

学校の様子

【「人生100年時代」を生きる子どもたち】


先月の児童集会の時に「こうちょうせんせいクイズ」を出しました。

問題は、「みなさんは何歳まで生きられるでしょうか?」です。

答えは『107歳』。


「2007年に生まれた子どもが107歳まで生きる確率は50%」——そんな研究結果が発表されたのは、もうずいぶん前のことです。

医学の進歩や生活環境の向上によって、いよいよ「人生100年時代」が現実のものとなってきました。


それに伴い、私たち大人の働き方や生き方も大きく変わりつつあります。

かつての「教育→就職→定年退職」という一本道の人生モデルは、すでに過去のものになりつつあります。

これからの時代は、学び直し、転職、独立、複業など、いくつものステージを経て生きていく、いわば“マルチステージの時代”です。


だからこそ、今、学校教育に求められているのは、知識を教えるだけではなく、「自ら学ぶ力」や「変化に適応する力」を育てることです。

社会の変化がますます速くなる中で、子どもたちが将来出会うであろう仕事や課題は、今の私たちにも想像できないものかもしれません。

そんな未来を生き抜く力を育むためには、「先生がいないと学べない」のではなく、「先生がいなくても、自分で学び続けられる」姿勢や習慣を身につけることが大切です。


本校では、探究活動や協働的な学びの中で、子どもたちが主体的に考え、対話し、挑戦する機会を意図的に取り入れていきたいと考えております。

失敗や試行錯誤を重ねながらも、「自分で学び、成長する喜び」を実感していく——そのような教育こそが、これからの時代に必要不可欠であると考えています。


保護者の皆様とも、子どもたちの「未来を生きる力」について、これからも一緒に考え続けていきたいと思います。


※クイズのスライド以外は、「文部科学省 初等中等教育局 教育課程企画室長 資料」より