令和6年度2学期始業式
- 公開日
- 2024/08/26
- 更新日
- 2024/08/26
校長先生のお話
令和6年 2学期始業式
おはようございます。今日は、充実した夏休みを過ごしたであろう皆さんと2学期が迎えられたことを嬉しく思います。
夏休みが終わりましたが、皆さんはどんな夏休みでしたか。どこかへ出かけた人もいるでしょうし、あるいは、どこへも行かなかったという人もいるかもしれません。校長先生は夏休みに出張やらお仕事でバタバタしていて、唯一お盆休みだけはどこへも行かずにゆっくりとして過ごしていました。
さて、今年の夏休みも色々なことがありました。一つは、宮崎県における震度6弱の地震をきっかけに、南海トラフ地震の想定震源域で大規模地震が想定される注意が呼び掛けられることにつながりました。今現在は、注意の呼びかけは解除されていますが、その時だけではなく、常日頃から家族の集合場所や、避難経路など、有事の行動のシュミレーションをして、自分の命を守る危機管理をしておくことが大切です。
また、パリで開催されたオリンピックに感動を覚えた人は多いのではないでしょうか。ある人は、バレーボールに感動した人もいるでしょうし、卓球や、バドミントン、やり投げとあげればきりがないくらい様々なドラマがありました。
その中でも先生がとても感動したのは、スケートボードの堀米選手です。
彼は、スケートボード男子ストリートの試合で最後の試技で大逆転の勝利を果たしました。試合後のインタビューで彼は、「少しの可能性、1%の可能性を最後まで信じた。」という言葉や「みんなで一緒にやり遂げました。」という言葉を残しました。
彼は、前回の東京大会から、オリンピック正式種目となったスケートボードの初代王者です。
パリで挑んだのが、実戦で成功したのは1度だけという難易度の高い技でした。5回中4回失敗し、最終5回目を迎えるときには、第7位でメダル圏外となっていました。
これがラストという場面、それでも少しの可能性を信じてやり遂げました。
決勝では、他の選手の試技の合間に何度も挑んでコンクリートにたたきつけられて、挑み、転び、最後の最後まで、出来る限りの努力をし、1%でもその光をみつけ、自信があるからこそ、これで最後というあの場面でもチャレンジできたのだと思います。
ところで、皆さんは、自信とはどういう字を書くか知っていますか。自分を信じると書くのです。自分の何を信じることができるのかというと、今までやってきた自分の努力だと先生は思います。これだけ自分は努力しているのだから、絶対に自分は大丈夫。先生は、教師になって、この「自信」の大切さを子ども達に伝え続けてきました。そして、その思いま今も変わりありません。皆さんがこの長尾中の3年間の学校生活の場で、特に、2学期は体育祭、文化祭、2年生においては職業体験など、クラスメイトと協力し、やり遂げたり、将来を考えるきっかけになる行事がたくさんあります。少しでも勉強やクラス活動、クラブや家庭、地域のスポーツなどでも、できたという気持ちを体験し、自信を持ってこの長尾中から羽ばたいてほしいと思います。