最新更新日:2024/06/27 | |
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第3回 校長会(2)
最後に、昔のテレビドラマ『女王の教室』を観ながら、とても印象的だった場面を紹介します。
「どうして勉強しなきゃいけないんですか?どうして勉強するんですか、私達?」と生徒が先生に訊きます。 阿久津先生役の天海祐希さんは 「この前先生は言いましたよね。いくら勉強して良い大学や良い会社に入ったって、そんなの何の意味もないって。」 「じゃあどうして勉強しなきゃいけないんですか?」 「いい加減目覚めなさい。まだそんなことも分からないの? 勉強は、しなきゃいけないものじゃありません。 したいと思うものです。 これからあなた達は、知らないものや理解できないものに沢山出会います。 美しいなとか、楽しいなとか、不思議だなと思うものにも沢山出会います。 そのとき、もっともっとそのことを知りたい、勉強したいと自然に思うから人間なんです。 好奇心や探究心のない人間は人間じゃありません。 猿以下です。 自分たちの生きているこの世界のことを知ろうとしなくて何ができるというんですか。 いくら勉強したって、生きている限り分からないことはいっぱいあります。 世の中には、何でも知ったような顔した大人がいっぱいいますが、あんなものは嘘っぱちです。 良い大学に入ろうが、良い会社に入ろうが、いくつになっても勉強しようと思えばいくらでもできるんです。 好奇心を失った瞬間、人間は死んだも同然です。 勉強は、受験のためにするのではありません。 立派な大人になるためにするんです。」と・・・ この一連のセリフは、私たちがどのようにして学び続けるべきかをかを示唆しています。 学びの本質は、単なる知識の習得にとどまりません。 抑えようと思っても抑えられないほどの好奇心や探求心が、人間を人間たらしめているのだと気づかせてくれます。 勉強はしなきゃいけないものではなく、したいと思うものであり、 人として、内面を豊かにしていくことそのものだと子どもたちに感じてもらうには、どんな授業づくりをすればいいのでしょうか。 これからも、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。 |
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