学校日記

9月3日 ミシンに悪戦苦闘!

公開日
2025/09/04
更新日
2025/09/04

5年生

「あぁ〜、また下糸が絡まった!」「先生、ミシンが止まっちゃいました!」

教室に、子どもたちの悲鳴と先生を呼ぶ声が響き渡ります。

ミシンの授業。初めてミシンを触る子も多く、期待と不安が入り混じった表情で布と向き合っています。

一筋縄ではいかないミシンとの格闘

順調に上糸をかけても、下糸がボビンケースにうまく収まらない。いざ縫い始めると、なぜか下糸が布の下で団子状になってしまい、布がミシンにからまって動かなくなる…。子どもたちが最も苦戦しているのは、この「下糸のからまり」です。

友だち同士で「あれ、ここはどうやるの?」と教え合ったり、「こうするといいらしいよ」とアドバイスを送ったりする姿も見られます。先生も一人ひとりの机を回り、からまった糸をほどいたり、ミシンの使い方を丁寧に教えています。

「ミシンって、こんなに難しいんだね…」「でも、だんだんわかってきた気がする!」

失敗を繰り返しながらも、子どもたちは少しずつミシンに慣れていきます。最初は戸惑っていた子も、針がカタカタと動き、まっすぐな縫い目ができたときの喜びはひとしおです。


失敗は成功のもと!ミシンが教えてくれること

今回のミシン作業を通して、子どもたちはたくさんのことを学んでいます。

  • 失敗を恐れない心: 糸がからまったり、縫い目が曲がったりしても、諦めずにやり直すこと。

  • 工夫する力: 先生や友だちのアドバイスをヒントに、自分で原因を探し、解決策を考えること。

  • 集中力と丁寧さ: 慌てず、一つひとつの手順を丁寧に確認すること。

「家庭科の授業は、単に裁縫の技術を身につけるだけではありません。失敗から学び、工夫する力を養う大切な時間です」と先生は話します。