学校日記

教育講演会 菅生 好身さんが語る「菅生家の子育て」

公開日
2025/09/20
更新日
2025/09/20

学校の様子

一般社団法人ライフバランス協会代表理事の菅生 好身さんを講師に迎えた保護者向け講演会を開催しました。

俳優の菅田 将暉さんをはじめとする三兄弟の母である菅生さんが、そのユニークな子育て実践と家庭内コミュニケーションについて語っていただきました。

講演は、ご自身が3人のお子さんを自宅で出産されたエピソードから始まりました。

長年にわたり実践されてきたのが、毎日家族で「今日良かったこと3つ」を話し合う習慣です。この習慣は、日々の出来事の中から良い点に意識を向ける思考を育み、子どもたちが大人になってからも、初対面の人と円滑な人間関係を築く上で役立っているそうです。また、他人の言葉を模倣するのではなく、「自分の感じたこと」を大切にするよう厳しくも愛情を持って指導されたことが、子どもたちの主体性を育んだと語られました。

言葉の力とメラビアンの法則:親が「学習する姿」を見せる

講演では、子どもの挑戦を後押しする「言葉がけ」の重要性も強調されました。「運がいい」とポジティブな言葉をかけ続けることで、その言葉が言霊となり、子どもの自信を育むという考え方を共有。また、「メラビアンの法則」を家庭教育に応用するユニークな提案もなされました。子どもに勉強をさせたいなら、「勉強しなさい」と口で言うだけでなく、親自身が家で本を読んだり、資格の勉強をする姿を視覚的に見せることが重要だと語られました。

食と心のバランス:天然塩がもたらす変化

講演の終盤には、食育アドバイザーとしての知識も披露されました。現代の野菜の栄養価が大幅に減少している現状に触れ、天然のミネラルを豊富に含む「天然塩」を日々の食事に取り入れることを推奨。天然塩を「高級サプリ」と位置づけ、ご主人が摂取を始めてから怒ることが減ったという実体験や、発達障害支援センターでの事例を挙げ、栄養バランスが情緒や行動に与える影響について解説されました。

「笑顔が吉」「ありがとう」「可愛い」といった肯定的な言葉を日々使うこと、そして何よりも親自身が人生を楽しみ、学び続ける姿を見せることが、子どもの健やかな成長につながるというメッセージで、講演は締めくくられました。

菅生様、本日は貴重なお時間をありがとうございました。