3年国語「せっちゃく剤の今と昔」要約に挑戦!
- 公開日
- 2025/10/18
- 更新日
- 2025/10/18
3年生
国語の授業で、説明文「せっちゃく剤のいまと昔」を題材に、要約に挑戦する学習活動が行われました。
子どもたちは、文章の構造を理解し、大切な部分を見つけ出すスキルを養うため、熱心に取り組みました。
🌟 授業のねらい:大切なところを見つける
この授業の主なねらいは、文章全体の「中心となる事柄」や「まとめ」を捉え、それを支える「理由」や「事例」との関係を理解することです。特に、説明文の各段落が持つ役割を意識し、「はじめ」「なか」「おわり」の構成を掴むことに重点を置きました。
📝 要約へのステップ:段階的な学習
1. 段落ごとの「大事なこと」探し
まず、子どもたちは文章を区切り、段落ごとに何が書かれているかを読み取りました。
「今のせっちゃく剤はどんなところに使われているか」「工場で作られていること」
「昔のせっちゃく剤は何から作られていたか」「自然の材料(米、木の皮など)を使っていたこと」
「昔と今の違いと、どちらも身の回りで活躍していること」 など、各段落のトピックを短い言葉でメモしました。
2. 抜き出しから「自分の言葉」へ
次に、段落の中心となる文を「抜き出す」練習をしました。慣れてきたら、抜き出した文をそのまま使うのではなく、「自分の言葉」で書き直すことに挑戦しました。これにより、文章をより深く理解し、表現する力を高めます。
3. 全体を見て「まとめ」を作る
最後に、各段落でまとめた内容を組み合わせて、文章全体を短くまとめる「要約」に挑戦しました。子どもたちは、「はじめ」と「おわり」の部分を特に意識しながら、「せっちゃく剤の昔と今がどうなっているか」という中心テーマが伝わるように工夫しました。
💡 子どもたちの様子と学び
授業では、最初は「どこが大事なのかわからない」と戸惑う声もありましたが、先生の「せっちゃく剤について一番伝えたいことは何?」という問いかけや、友だちとの話し合いを通して、徐々に文章の骨組みが見えてきたようです。
「前の段落と次の段落は、どうつながっているの?」といった質問が飛び交い、ただ読むだけでなく、情報を整理しながら読む姿勢が育まれました。
この授業を通して、子どもたちは、要約が「相手に文章の主な内容を素早く正確に伝える」ための大切な技術であることを体験的に学びました。今後、他の説明文を読む際にも、この要約のスキルが役立つことでしょう。