「データの特徴を調べて判断しよう」〜いよいよ中央値と代表値を学習!📊
- 公開日
- 2025/10/22
- 更新日
- 2025/10/22
6年生
算数では「データの特徴を調べて判断しよう」の単元学習が進められ、今日は中央値と代表値の学習に突入しました。これまでに学習した平均値、データの散らばり、そしてデータを視覚的に捉えるためのドットプロット、度数分布図、ヒストグラムの知識を土台に、データの中心をより深く理解しようというめあてです。
1. 導入:なぜ「中央値」が必要なの?🤔
授業の冒頭では、すでに学んだ平均値の復習からスタート。平均値がデータの中心を示す一つの方法であることを確認した後、先生から「平均値だけでは、データの中心を上手く表せないときがある」という問題提起がありました。
例えば、「極端に大きな(または小さな)値」が一つだけデータに含まれている場合、平均値はその極端な値に引っ張られてしまい、実際の多くの子どもの値からかけ離れてしまうことを、具体的な数値例(例:テストの点数や持ち物の重さなど)で確認しました。
2. 「中央値」の考え方を学ぶ
ここで登場したのが、中央値(メジアン)です。
値を小さい順に並べる
ちょうど真ん中(中央)にある値を中央値とする
という手順を、具体的なクラスの人数分のデータを使って実践しました。
データが奇数個の場合:真ん中の値が一つに決まること。
データが偶数個の場合:真ん中に二つの値が並び、その二つの値の平均を中央値とすること。
子どもたちは、ドットプロットで確認しながら中央値を探すことで、平均値が外れ値に影響されやすいのに対し、中央値は影響を受けにくいという特徴を視覚的にも実感できたようです。
3. 代表値としての役割を理解する
最後に、これまでに学習した平均値と、今日学んだ中央値、そして「最も多く出てくる値」である最頻値(モード)の三つが、いずれもデータの代表値として使われることを確認しました。
今後は、これらの知識を総合的に活用し、実際のデータを用いて適切な判断を下す応用的な学習へと進んでいきます。データに基づいた合理的な判断力を養う、大切な一歩となりました。😊