学校日記

学級経営研修 学級経営の一貫性と関係づくり:子どもの安心を起点に「正解」を共創する

公開日
2026/03/23
更新日
2026/03/23

研修

新年度の足音が近づく本日、来年度の学級開きに向けた学級経営研修を実施しました。

今回の研修のテーマは、「学級経営の一貫性と関係づくり」

「学級経営に唯一の正解はない」という前提に立ちつつも、教師自身の教育観と言葉を一致させ、学級を創り上げていくか。

熱のこもった議論から見えてきた、戦略的な学級開きの設計図を紐解きます。

1. 学級経営の土台:教師の「言葉」にブレを作らない

学級が不安定になる大きな要因の一つに、教師の言葉の「ブレ(矛盾)」があります。

例えば、「教室は間違ってもいい場所だよ」と言いながら、特定の間違いを厳しく叱責してしまう。

こうした不整合が、子どもたちの不信感を生み、安心感を損なう原因となります。

今回の研修では、言葉のブレをなくすための3つのアプローチを再確認しました。

① 「自分の正解」を言語化する

学級経営に正解はありません。大切なのは、自分の性格・価値観・教育観に合った手法を選び、それをやり続けることです。一貫した姿勢が子どもたちに「この先生は信じられる」という安心感を与え、結果としてそれがそのクラスの「正解」へと育っていきます。

② 基準を具体化する(「良い間違い」と「ダメな間違い」)

「間違ってもいい」という言葉を空文化させないために、具体的な基準を提示します。

  • 良い間違い: 一生懸命考えた結果のミス、挑戦したゆえの失敗。

  • ダメな間違い: 他者を傷つける言動、学びの士気をわざと下げる行為。 これらを明確に分け、それぞれに対するフォローの言葉をあらかじめ準備しておくことで、現場での対応に一貫性が生まれます。

③ 教育技術に「意図」を込める

あらゆる教育技術やレクリエーションは、単なる「手法」ではありません。「どんな集団にしたいか」という目的(意図)と結びついて初めて意味をなします。なんとなく始めるのではなく、「この活動でどんな関係性を築きたいか」を明確にすることが、安定した学級運営の鍵となります。

2. 「明日もまた学校に行きたい」の積み重ねを目指して

研修では、参加者一人ひとりが来年度の学級開きで「何を語るか」を共有しました。

共通していたのは、「上から押さえつけるのではなく、対等な立場で安心を提供したい」という想いです。

  • 初日は「楽しむ」ことに振り切る。

  • 叱る基準は「三点」に絞り、シンプルに伝える。

  • 「相手を大切にする」という軸をぶらさない。

最初のリセットを大切にし、一学期を通して丁寧に対話を重ねる。その継続こそが、子どもたちが安心して自己を発揮できる土台となります。

「意図してやるから意味ができる」 

研修で飛び出したこれらの言葉は、私たち自身へのエールでもあります。

4月8日の始業式までに、自分の言葉を磨き、掲示物やチェックリストを整え、万全の準備で子どもたちを迎え入れたいと思います。

新年度、子どもたちとどんな「正解」を共創できるのか。

今から楽しみです。