学校日記

非行防止教室で考える「大切なこと」~少年サポートセンターの方々を招いて~

公開日
2025/05/01
更新日
2025/05/01

5年生

本日、5年生を対象とした非行防止教室が開催されました。今回は、地域の少年サポートセンターから専門の方々をお招きし、子どもたちが安全で健全な生活を送るために大切なことを、分かりやすく教えていただきました。

身近な問題を通して考える

教室では、子どもたちが陥りやすい非行として、「万引き」「暴力」「夜遊び」「タバコ」の4つのテーマが取り上げられました。少年サポートセンターの方々は、難しい言葉を使うことなく、子どもたちの身近な生活に関わる事例を交えながら、それぞれの問題点や 結果について丁寧に説明してくださいました。

特に印象的だったのは、紙芝居を活用した説明です。万引きをしてしまった少年の後悔や、軽い気持ちでした暴力が相手に与える心の傷、夜遊びの危険性、そしてタバコの健康への悪影響などが、分かりやすい絵と語りによって伝えられました。子どもたちは、食い入るように紙芝居を見つめ、物語の主人公の気持ちを想像しながら、真剣に話を聞いていました。

万引きは「犯罪」

万引きの場面では、「ちょっとくらいいいだろう」という軽い気持ちが、実は「窃盗」という犯罪であることを強調されました。お店の人や他の人に迷惑をかけるだけでなく、自分の将来にも大きな影響を与える可能性があることを、具体的な事例を通して学びました。

暴力は「許されない行為」

暴力については、言葉の暴力も含め、相手の心と体を深く傷つける許されない行為であることを改めて確認しました。もし友達との間でトラブルが起きた時の対処法や、周りの大人に相談することの大切さも教えていただきました。

夜遊びの危険性

夜遊びについては、犯罪に巻き込まれる危険性や、健康を害する可能性などが指摘されました。保護者の方に心配をかけたり、学校生活に支障をきたしたりすることも学びました。

タバコの誘惑に負けない

タバコについては、健康への悪影響はもちろんのこと、未成年者の喫煙は法律で禁止されていることを改めて確認しました。周りの友達に誘われた時の断り方など、具体的な対処法も教えていただきました。

子どもたちの真剣な眼差し

講話の間、子どもたちは真剣な表情で話を聞き、紙芝居が終わった後には、積極的に質問をする子もおり、今回の教室に対する関心の高さがうかがえました。

少年サポートセンターの方からのメッセージ

少年サポートセンターの方々は、最後に子どもたちに向けて、

「今日お話ししたことは、皆さんがこれから成長していく上で、とても大切なことです。もし困ったことや悩んでいることがあれば、一人で抱え込まずに、いつでも私たちや周りの大人に相談してください。皆さんが安心して、楽しい毎日を送れるように、私たちはいつも応援しています」

と、温かいメッセージを送ってくださいました。

主体的な学びと今後の生活へ

今回の非行防止教室は、子どもたちにとって、非行の危険性や 結果を具体的に理解し、自分自身の行動を振り返る貴重な機会となりました。少年サポートセンターの方々の分かりやすい説明と温かいメッセージは、子どもたちの心に深く刻まれたことでしょう。

この学びを活かし、5年生一人ひとりが、正しい判断力を身につけ、安全で健全な生活を送っていくことを期待しています。また、困った時には周りの大人に相談する勇気を持つことの大切さを、今回の教室を通して改めて学んだことと思います。