看護実習第5グループ、小学校で学び深める!~保健室は子どもたちの安心基地~
- 公開日
- 2025/05/08
- 更新日
- 2025/05/08
学校の様子
保健室では、看護実習に来ている第5グループの学生さんたちの熱心な学びの姿が見られました。
今回の実習では、小学校における保健室の多岐にわたる役割を肌で感じ、子どもたちの健やかな成長を支えるための貴重な経験を積見ました。
実習の中心となったテーマは、「保健室は子どもたちの居場所」であるということ。単に怪我や病気の処置をするだけでなく、子どもたちが安心して悩みを打ち明けられる場所、そして心身ともにリラックスできる空間であることを、学生さんたちは日々の関わりを通して学んでいます。
保健室を訪れる子どもたちは、転んで擦りむいた小さな傷から、ちょっぴり不安な気持ちを抱えている子まで様々です。学生さんたちは、一人ひとりの状況を丁寧に傾聴し、優しく寄り添うことを心がけていました。「どうしたの?」「痛かったね」「何か心配なことある?」と、温かい言葉をかけながら、子どもたちの気持ちを受け止めようとする姿勢が印象的でした。
また、保健室の先生から、保護者との連携の重要性についても学びを深めていました。家庭での様子や既往歴などを把握し、学校と家庭が協力して子どもの健康を守ることの大切さを理解したようです。電話連絡で保護者の方と丁寧に情報交換をする様子も見られました。
子どもの健康保持増進のための活動も重要な学びの一つです。授業の合間の見回りを通して、子どもたちの様子を観察したり、手洗いやうがいを励行する声かけを行ったりしていました。また、心電図の補助にも携わり、子どもたちの健康状態を把握する上での保健室の役割を実感していました。
近年、重要性が高まっているメンタルサポートについても、学生さんたちは真剣に取り組んでいました。保健室は、子どもたちが抱える不安や悩みを受け止める窓口としての役割も担っています。
実習を通して、学生さんたちは、保健室が単なる応急処置の場ではなく、一人ひとりの子どもたちの心身の健康を支え、成長を見守る大切な場所であることを深く理解したようです。経過を考えながら関わることの重要性も学び、今日だけでなく、明日、そして将来の健康を見据えた関わりの大切さを感じていました。
今回の実習で得た学びを活かし、第5グループの学生さんたちが、子どもたちの笑顔を守る心温かい看護師として成長していくことを期待しています。小学校での貴重な経験が、彼女たちの今後の看護活動の大きな糧となることでしょう。