学校日記

聴覚検査、保健室は「静かなる」大忙し!

公開日
2025/06/04
更新日
2025/06/04

学校の様子

聴覚検査日。

保健室の先生は、検査の進行管理だけが仕事ではありません。この日も、普段と変わらない「日常の緊急事態」が次々と舞い込んできます。

検査の合間を縫って、ひっきりなしに訪れる子どもたち

聴覚検査は、子どもたちの聴力低下を見逃さないための大切な検査です。一人ひとりに丁寧に声をかけ、正確な結果を導き出す必要があります。しかし、検査のブースの外では、「先生、お腹が痛いです」「転んで膝を擦りむいちゃった」「頭が痛い…」など、体調不良や怪我を訴える子どもたちがひっきりなしに訪れます。保健の先生は、検査の進捗を気にかけながらも、迅速な判断と処置が求められます。

例えば、検査中に急に気分が悪くなった子がいたとします。保健の先生は、その子の状態を最優先し、検査を一時中断して対応します。別室に休ませたり、保護者に連絡を取ったりと、適切な処置を施します。その間にも、次の検査を待つ子どもたちへの声かけや、検査機器の準備など、やるべきことは山積しています。

「静」と「動」が入り混じる保健室

聴覚検査中の保健室は、検査が行われる「静」の空間と、日常の怪我や体調不良に対応する「動」の空間が入り混じっています。集中力を要する検査と、突発的な事態への対応。この両方をスムーズにこなす保健の先生の手腕は、まさに職人技です。

子どもたちの健康と安全を守るため、奮闘している保健の先生。聴覚検査日という特別な日も、その使命感は揺るぎません。静けさの中に、子どもたちへの深い愛情と責任感が満ちた、そんな保健室の様子が垣間見えました。