学校日記

算数 グラフ作りの第一歩!「正」の字に隠された工夫

公開日
2025/05/09
更新日
2025/05/09

4年生

「グラフと表」の学習で子どもたちは、身の回りの様々な情報を整理し、分かりやすく表現するための第一歩として、グラフの作成方法を丁寧に先生から教わっていました。

「グラフには、棒グラフや折れ線グラフなど、色々な種類があるんだよ。今日は、基本的な棒グラフの作り方を一緒に見ていこう。」

先生は、グラフ用紙の使い方から、縦軸と横軸に何を表すのか、目盛りの振り方、棒の書き方まで、一つ一つの手順をゆっくりと、分かりやすく説明していました。子どもたちは、先生の手元を真剣に見つめながら、ノートに大切なポイントを書き込んでいました。

「データを整理するときに、よく見かけるこの記号を知っているかな?」

先生がそう言って黒板に書いたのは、集計でよく使う「正」の字。子どもたちの中には、「見たことある!」と声を上げる子もいれば、「なんでこの字を使うんだろう?」と疑問に思う子もいるようです。

それに対し、先生は「この『正』の字はね、数を5つずつまとめて数えることができる、とても便利な方法なんだ。一つずつ線を引いていくと、いくつになったか分かりにくい時があるけれど、『正』の字で書けば、後から数えやすいでしょう?」と、実演を交えながら丁寧に説明しました。

子どもたちは、先生の説明を聞きながら、実際に「正」の字を使って数を数える練習問題に取り組みました。最初は戸惑っていた子も、数をまとめることの便利さに気づき始め、納得した表情を浮かべていました。

今日の授業を通して、子どもたちはグラフ作成の基本的な手順だけでなく、表の集計で使われる「正」の字に込められた、数を効率よく整理するための工夫を学ぶことができました。

これから、様々なデータをグラフや表で表現していく中で、今日学んだことがきっと役に立つはずです。子どもたちの「グラフと表」の学習が、さらに深く、面白いものになっていくのが楽しみです。