学校日記

070912 4年 笑い教育家 じゅげむさんによる授業「ええやん!」

公開日
2025/09/12
更新日
2025/09/12

4年生

 お笑い教育家のじゅげむさんによる、今年度最後の特別授業が行われました。テーマは「言葉の大切さ」。授業の冒頭では、「じゅげむには彼氏がいます。何人でしょうか?」という問いかけをホワイトボードで示すことから始まりました。文章だけで見ると「なんにん」とも「なにじん」とも読めるこの例を通して、言葉は使い方によって誤解を生む可能性があることを教えていただきました。メールやSNSなどで自分の考えを発信する機会が増えていく子どもたちにとって、言葉を吟味して使うことの大切さを実感するきっかけとなりました。


 授業では「ええやんゲーム」や「おちあてゲーム」など、笑いを交えながらも言葉の持つ力を考えさせる活動が行われました。特に印象的だったのは「しりとり」の場面です。「マントヒヒ」と言われ、「ひのつく言葉は?」とじゅげむさんが問いを出されました。皆さんなら何と答えますか?


子どもたちから、「マッチ、火がつくから」という返答が来た時には驚きました。他にも「頑張れ!心に火がつくから」など、発想を広げる答えが聞けたことも面白かったです。言葉には一つの正解があるわけではなく、少し視点を変えることで新しい意味や楽しさが生まれることを実感できる活動でした。


 じゅげむさんは、「知識があれば良い笑いができる。悪い笑いしかできない人からは友達が離れていくが、良い笑いを生み出せる人の周りには人が集まる」と語りました。言葉は人を傷つける道具にもなる一方で、人を笑顔にする力も持っています。日本は自殺者数が世界で上位にあるという現実を引き合いに出しながら、「自分の言葉で誰かを傷つけていないか」を考えることの大切さを子どもたちに伝えてくださいました。


 最後は全員で「ええやん!」と声を合わせ、笑顔で授業を締めくくりました。じゅげむさんのお話を通して、子どもたちは言葉を選ぶ責任や、良い言葉が人とのつながりを育むことを学ぶことができました。