本日のメニューは、ご飯、大根葉の炒り煮、ささみと人参の甘ず和え、豚肉と大根の煮物 でした。

大根の“葉”と“白い根”の部分が両方登場する、大根をまるごと味わえる献立です。

今日は「お話給食の日」ということで、給食では絵本『トコトコ だいこん りょうりたび』のお話にふれました。この絵本は、少し形が悪くて「売り物にならない」と言われた大根が主人公。自分をおいしく料理してくれる人を探すために、トコトコと旅に出ます。旅の途中で、困っている動物や同じ“食べ物仲間”のイワシやタコに出会い、自分の体の一部を分けて助ける大根の姿から、「食べ物の命」や「形が違っても大切な存在であること」を考えさせてくれる物語です。

そんなお話にちなんだ今日の給食では、大根の葉は炒り煮に、白い根の部分は豚肉と一緒にじっくり煮込まれ、どちらもとてもおいしくいただきました。葉っぱは香ばしくご飯にぴったり。煮物の大根は味がしっかり染みて温かい一品でした。ささみと人参の甘ず和えはさっぱりしていて、全体のバランスをよくしてくれました。

絵本の大根が「だれかにおいしく食べてもらいたい」と旅を続けたように、今日の給食の大根も、葉から根までまるごとおいしくいただきました。食材を無駄なく使う大切さを、子どもたちが自然と感じられる給食となりました。