3年生の国語科では、物語文「モチモチの木」を題材に、「人物の性格を想像する」という言葉の力を育むことを目的に学習を進めています。学習では、主人公がその場面でどのような気持ちだったのかを本文の言葉を根拠に考え、「ここから性格が分かる」と思う文や言葉を抜き出しながら読み深めています。

登場人物の行動や会話、心の動きを表す叙述に着目することで、性格は文章の中のさまざまな表現に表れていることに気付いていきます。これは、この単元で求められている「人物像や気持ちを文章の内容から具体的に想像しながら読む力」を育てる学習でもあります。

こうした読み方が身につくと、教科書だけでなく、ふだん読む本でも「この人はどんな人かな」と考えながら読む楽しさが広がります。物語を通して、読む力とともに、読書を楽しむ心も育てていきたいと考えています。