学校日記

7月9日 4年 「ええやん!」で広がる笑いと学び〜笑い教育家 じゅげむさん来校〜

公開日
2025/07/09
更新日
2025/07/09

4年生

今年2回目の来校となった笑い教育家 じゅげむさん。今回も4年生を対象に、「笑い」についての授業をしてくださいました。




テーマは、「良い笑いと悪い笑いのちがい」




授業のはじめに、じゅげむさんはこんな問いかけをしました。


「良い嘘と悪い嘘ってどういう違いがあると思う?」




じゅげむさんの「『私は今日、北海道から歩いてきました。』って言ったらどう?』『ええやん!』」というやりとりに、体育館が笑いに包まれました。




でも一方で、「テレビに出ている人の顔を見て“きっしょ”って言うのは?」と投げかけられると…


子どもたちはすぐに気づきました。「それは、聞いている人も嫌な気持ちになる。」「傷つく人がいるかも。」「その場にいなくても、テレビに出ている人が可哀想。」




「みんなが100%の笑顔で笑える嘘や言葉は“ええやん!”だけど、誰かが心ざわつくような嘘や言葉はだめ」


じゅげむさんの言葉が、子どもたちの心に響いているのが伝わってきました。




その後、グループで「みんなが心から笑える嘘」を考え、発表し合いました。


「昨日から、僕は笑っていません」「今日の給食はラーメンとそばとうどん!」など、


子どもたちのユーモアが光る“ええやん!”な嘘がたくさん出てきました。




さらに、落語「じゅげむ」も披露していただきました。


長い名前を繰り返すというシンプルな中に、言葉のテンポや間、表情の妙を通して、笑いが生まれる落語の魅力を、目と耳でたっぷり味わいました。




授業の最後には、チームで「給食」をテーマにしたお笑い劇をつくって発表。


じゅげむさんは、「普通のことからちょっとだけ“ずれている”と笑える。でも、ずれすぎると笑えない。」と、笑いの“さじ加減”も教えてくれました。




発表のたびに教室からは「ええやん!」の声があふれ、子どもたちの心が温かい笑いで包まれたひとときとなりました。




次回は9月に来ていただけます。担任の先生からのまとめの話しにもありましたが、それまでに良い笑いと「ええやん!」がたくさん聞こえてくる4年生になってほしいなと思います。