(6年生)「困り感」が深い学びへの1歩
- 公開日
- 2026/06/03
- 更新日
- 2026/06/03
学校の様子
6年生の理科の実験中。今日のめあては、「吐いた空気と吸う空気に違いがあるか調べよう」です。
教室には、風船やポンプ、二酸化炭素の濃度を測る気体検知管など、たくさんの道具が用意されています。子どもたちは班の仲間と言葉を交わしながら、「どうすれば違いを証明できるか」を自分たちで主体的に考えて実験を進めていました。
はじめは静かに様子を見ていたのですが、子どもたちの頑張る姿に誘われて、少し声をかけてみました。 「今、どんな実験をしているの?」「口から吐いた空気を入れた風船と、ポンプを使ってふつうの空気を入れた風船を準備して、その中身を比べています」声をかけたどの班でも、実験の手を止めて、自分たちの実験の説明をとても丁寧に、そして一生懸命に教えてくれます。その頼もしい姿に、さすが最上級生だなと感心させられました。
そこで、6年生なら・・・と、あえて、子どもたちを困らせる「攻めた質問」を投げかけてみることにしました(笑)。ある班には、「そっか。じゃあ、この実験の結果にどんな『仮説』を立てたの?」また別の班には、「この実験から、どんな結果が予想できる?」「この熱を持った理由って何なんだろう?」
予想していなかった突然の問いかけに、子どもたちは一瞬「えっ!?」と顔を見合わせ、うーんと考え込んでしまいました。その場ではうまく回答できなかったかもしれませんが、実はこの「困り感」こそが、狙い通りです。
この「おや?」「どう説明したらいいんだろう?」という心地よい『困り感』こそが、ただ実験をこなすだけではない、「深い学び」へとジャンプするための大切な第一歩だからです。
次回の授業では、この実験結果から分かったことを、子どもたち自身が分析して発表する時間があるそうです。あの問いかけの後、子どもたちがどんな風に考えを深めてくれたのか、今から楽しみで仕方がありません。これからも6年生の無限の力を信じて、あえて頭をひねるような「素敵な問い」をたくさん投げかけていこうと思います!