学校日記

9月19日 クイズで探る「長方形の面積」の謎

公開日
2025/09/20
更新日
2025/09/20

6年生

算数の授業で、子どもたちが長方形の面積公式「縦 × 横」の理由を、クイズ形式で探究するユニークな授業が行われました。

授業の冒頭、まず「言葉当てクイズ」でアイスブレイク。1人の児童がお題をグループの人数分書き、それを渡された児童が、書かれたものを1つずつ質問しながら答えを当てていきます。この「質問する」「答えを導き出す」という思考プロセスが、今回の本題への導入となりました。

「長方形」の謎に迫る!

次に、このクイズの手法を応用して、いよいよ「長方形」の探究です。グループごとに、長方形に関する「お題」を考えました。

活動の様子:

  1. お題の作成: 「長方形の面積の公式はなぜ『縦 × 横』なのか?」というテーマを掘り下げるため、グループ内で様々な角度からお題を書き出しました。

    • 例:「長方形を分解するとどうなる?」

    • 例:「1cmのマス目を数えてみよう」

    • 例:「もし正方形だったら?」

  2. 質問と答えの探究: お題を受け取った児童は、書かれているヒントをもとに、他のグループメンバーに質問を投げかけます。

    • 児童A: 「この長方形、1cmのマス目で数えたらどうなるかな?」

    • 児童B: 「うん、縦に3つ、横に5つあるね。」

    • 児童C: 「じゃあ、全部でいくつある?」

    • 児童B: 「3×5で15個だ!」

こうしたやり取りを通じて、子どもたちは長方形が「縦に並んだマス目の数」と「横に並んだマス目の数」のかけ算で全体の数になることに気づいていきました。

  1. 公式の再発見: この活動を通して、長方形の面積が「なぜ」縦 × 横で求められるのかという理由を、自分たちで発見することができました。公式をただ暗記するのではなく、その成り立ちを深く理解したことで、算数の楽しさや面白さを体感できたようです。

この授業は、公式の暗記に終始しがちな単元を、子どもたちが主体的に考える探究的な学びに変える素晴らしい機会となりました。

今後も、このような体験を通じて、算数の本質的な面白さを伝えていきたいです。