2月5日【研究授業協議会】中山芳一先生に学ぶ!「目の前の子ども」が輝く授業の「仕組み化」とは
- 公開日
- 2026/02/06
- 更新日
- 2026/02/06
研修
all heroes代表の中山芳一先生を講師にお招きし、研究授業協議会を開催いたしました。うらら幼稚園、渚西中学校の先生方にもご参加いただき、校種を超えた大変有意義な学びの場となりました。
今回の協議会のメインテーマは、「目の前にいる子どもにどう授業をするのか」。
授業実践をもとに議論された、すべての子どもたちが安心して主体的に参加できる授業づくりのポイントについて話し合いました。
1. 全員がスタートでつまずかない「仕組み化」の重要性
授業の冒頭で「誰と組もうかな…」と戸惑ったり、何をしていいか分からず固まってしまったりする子がいます。授業者からは、「何かをするための最初の動きで『えっ!』と困らせて動けなくするのが嫌」という強い想いとともに、以下のポイントが示されました。
ランダムなペア作りなどの「トラップ(仕掛け)」: 教師の意図的な介入がなくとも、子どもたちが迷わず動ける環境を用意する。
全員が困らない「仕組み化」は、子どもたちに安心感を与え、自然な学び合いを生み出す土台となります。
2. 「あの子」をどう参加させるか?意図のある授業設計
授業計画は、単に全体の流れを作るだけではありません。 「一人ひとりを考えた時に、どこではめようとしているのか、どこで何を考えさせようとしているのか」という視点が不可欠です。
参加しづらい子への配慮: 自分の意見を書くのが苦手な子でも、タブレットの「共有提出箱」などで他者の意見を見られる環境があれば、「これならいける!」と参加のハードルが下がります。
具体的な指示(ローコンテキスト): 特に個別支援を必要とする児童には、曖昧な指示(ハイコンテキスト)ではなく、的確で具体的な指示を出すことが有効です。
教師がメインとなる子どもたち全員分の「引き出し」を用意し、意図を持って授業を組み立てることの重要性を再確認しました。
3. 非認知能力を育む「フィードバック」
自己肯定感や協働性といった「非認知能力」は、授業活動の中で育まれますが、子ども自身はその成長に気づきにくいものです。
他者からの言葉がカギ: 教師や友人が「あなたのこういう力が伸びたね」と具体的にフィードバックすることで、初めてその能力が自覚され、定着します。
振り返りの質の向上: 教科の理解度だけでなく、非認知能力の成長という軸でも振り返りを行うことが大切です。
4. 実践事例:ポスター比較による思考の深化
協議会では、ポスターの比較を通して「良さ」や「伝わる理由」を考える授業についても議論されました。
共有ノートの活用: 考えに詰まった子どもも、他者の意見を参考にすることで新たな視点を得て、自分の考えを発展させることができました。
当事者意識を持たせる: 学習のゴールを「広告主へのアドバイス」に設定したり、商店街の存続がかかるストーリーを用いたりすることで、児童の本気度を引き出す工夫が提案されました。
まとめ
今回の協議会を通して、教師の役割は表面的なテクニックの模倣ではなく、学級経営や子どもとの信頼関係を含めた深い視点で授業をデザインすることだと学びました。
中山先生、そしてご参加いただいたうらら幼稚園、渚西中学校の先生方、貴重なご助言と活発な議論を本当にありがとうございました。
今回の学びを活かし、「目の前の子ども」一人ひとりが輝く学校づくりに邁進してまいります。
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