「むら」から「くに」へ——イレギュラーを吹き飛ばす、真剣な追究!
- 公開日
- 2026/06/26
- 更新日
- 2026/06/26
6年生
本日は警報解除にともない、3・4時間目のみ授業を行って下校するという大変不規則(イレギュラー)な一日となりました。
そんな慌ただしい状況の中でも、以前から準備を進めていた全国大会に向けた社会科の研究授業が、6年生の教室で予定通り熱く実施されました。
「早く帰りたいな……」と3時間目にはちょっぴり本音を漏らしていた子どもたち。
しかし、4時間目のチャイムが鳴り、授業が始まると顔つきへと変わりました。
■ 課題は「古墳作り説明会」のシミュレーション!
今回の単元は「『むら』から『くに』へ(古墳時代)」。 子どもたちに与えられたミッションは、なんと「当時の豪族になりきって、住民(民衆)に向けた『古墳作り説明会』を企画する」というユニークなものです。
授業の冒頭、モニターには「くにのリーダー 豪族」や「豪族(くに)— むら」といったスライドが映し出され、身分格差や社会の仕組みについての解説が行われました。先生が身振りを交えながら熱心に語りかけると、子どもたちは一言も聞き漏らすまいと集中して画面を見つめます。
さらに、NHK for Schoolのクリップ映像で巨大な「大山古墳」や「埴輪」の資料が提示されると、文字による記録が残されていない時代に、出土した遺物から「当時の人々はどんな暮らしをしていたのか」「どんな感情で古墳づくりに参加していたのか」を多角的に推理していく学習がスタートしました。
■ タブレットを駆使し、多角的な視点で「本音」に迫る
続いて、いよいよ班ごとの調べ学習と話し合いの活動へ。 子どもたちは手元のタブレットを巧みに操作し、ワークシートに自分の考えをまとめたり、教科書を広げて情報を精査したりしていきます。
黒板には、本時の計画として以下の問いが示されていました。
何のために(古墳を)作るのか
どうやって作るのか
給料は支払われるのか
どんな役割があるのか
「ただ働かされていた(光と影の『影』)」という一面だけでなく、「現代でいう公共事業のようなメリット(給料や食事の支給など)が民衆にもあったのではないか?」という豪族・民衆双方の「本音(モチベーション)」について、机を突き合わせて熱心に意見を交わす姿が印象的でした。
■ さすが最高学年!ピンチをチャンスに変えた素晴らしい姿
急なスケジュール変更という逆境をものともせず、これほど深い学びと真剣な議論を展開できたのは、日頃からの担任の先生と子どもたちの強い信頼関係、そして「やるべき時はやる」という6年生の誇りがあってこそです。
文献には残されていない歴史の謎に、現代の視点も交えながら思いを馳せた6年生。
これからの時代を創るリーダーとしての頼もしさを強く感じさせてくれた、素晴らしい研究授業となりました。